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手付金ってなに?

 渋谷区の不動産屋【スマートプロパティーズ】代表の渡邉と申します。
会社名は長いので『スマプロ』と覚えてください!

さて、本日は手付金について解説したいと思います。
売買契約締結時に支払うお金で、物件価格に応じて金額が異なってきますが、一体どのくらいかかるかご存知でしょうか??
今回は手付金の基本的な意味や役割、相場、注意点について分かりやすく解説します。




手付金とは?

手付金とは、売買契約を締結する際に、買主が売主に対して支払う金銭のことを指します。これは契約の成立を証明し、双方の信頼関係を築くための重要な要素となります。特に不動産取引のような高額な契約では、手付金の存在が契約の安定性を高める役割を果たします。

手付金の主な役割

手付金には主に以下の3つの役割があります。

  1. 証約手付: 契約が成立したことを証明するためのものです。手付金の受け渡しにより、契約の存在を明確にします。

  2. 解約手付: 契約の解除に関する取り決めとしての役割です。マイホーム購入における手付金は、解約手付としての役割がほとんどです。買主が契約を解除する場合、支払った手付金を放棄することで解約が可能です。一方、売主が解除する場合は、受け取った手付金の倍額を買主に返還する必要があります。

  3. 違約手付: 契約違反があった場合の違約金としての役割です。例えば、買主が契約違反をした場合、売主は受け取った手付金を違約金として没収できます。

これらの役割により、手付金は契約の履行を促し、万が一の解約時のルールを明確にする役割を果たします。

手付金の相場と支払い時期

手付金の金額は法律で明確に定められていませんが、一般的には物件価格の5%から10%程度とされています。例えば、3,000万円の物件であれば、150万円から300万円が目安となります。実際のところは❝売主次第❞となるので、心配な方は買付を出すタイミングで仲介業者を通じて売主へ相談されることをお勧めします。
支払いタイミングは、売買契約締結時が一般的です。この時点で手付金を支払うことで、契約の成立と双方の意思確認が行われます。

手付金に関する注意点

  1. 解約時の取り扱い: 手付金は解約手付としての性質を持つため、契約解除の際の取り扱いが重要です。買主が解除する場合は手付金を放棄し、売主が解除する場合は倍額を返還する必要があります。ただし、契約書に特別な取り決めがある場合は、その内容が優先されます。

  2. 決済方法: 決済方法は契約時に現金または銀行振込となります。現金決済の場合は持ち運びに注意が必要です。大金の持ち運びに抵抗がある場合は、銀行振込での決済に切り替えてもらいましょう。この場合、振込のタイミングと着金確認が重要となります。

  3. 契約書の確認: 手付金の金額や取り扱いについては、契約書に明記されています。契約前に内容を十分に確認し、不明な点があれば必ず質問して解決しておきましょう。


まとめ

手付金はマイホーム購入における重要な要素であり、契約の安定性と信頼性を高める役割を果たすことがわかりましたね。
なお、手付金やそのほかの諸費用を住宅ローンで借り入れする場合でも❝手付金の支払いは借入前❞に行われます。つまり、❝自己資金から支払う❞ということです。契約直前になり手付金が足りない・・・なんてことにならないためにも、いま一度資金計画を確認しましょう!
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