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会社員を辞めて個人事業主になる心構え
こんにちは!
落合です。
先日、お金のことを勉強しはじめたという26歳男性とお話ししてたんですが、とりあえず個人事業主になりたいとのことでした。
なんで個人事業主になりたいのか聞くと、
会社員を辞めて自分の好きなことをして食べていきたいそう。
なのでまずは何をしたらいいかとの相談でした。
僕がその子に伝えたのは2点。
今日はその内容をまとめていきます。
個人事業主になる心構え
会社員を辞めて個人事業主になる際のステップとして、正解はありませんが、なるべくリスクを抑えたいのであれば、リスクヘッジをしなければなりません。
リスクヘッジとは、
「リスクを予測して、リスクに対応できるよう備えること」
ではリスクとはなにかというと
金融学では「ブレ幅」、経済学では「不確実性」のことを指します。
今回は投資などの話ではないので、ここでいうリスクとは「不確実性」のことですね。
『どうなるかよく分からない=不確実性が高い=リスクが高い』
ということになります。
よくある勘違いとして
リスクが高い、というと危険とか損することとか失敗することと思い浮かべる方が多いのですが、
利益を得ることだったり上手くいくこともリスクが高いわけです。
失敗するか成功するかに関わらず、どうなるかよく分からないことがリスクが高いのです。
話が長くなりましたが、リスクを抑えて個人事業主になるための考え方は以下の2つです。
1.まずは副業から始める
会社員からいきなり会社を辞めて個人事業主になるのはリスクが高いです。
もちろん上手くいく人もいるし、上手くいかない人もいます。
気を付けないといけないのは、テレビやメディアなどで取り上げられるごく一部の上手くいった人の話を受けて鵜呑みにすること。
現実的に、上手くいく人ばかりではありません。
現に中小企業庁が発行している中小企業白書によると
1年以内の廃業が37.7%
3年以内の廃業が62.4%
10年では88.4%が廃業
となっています。
つまり、開業初年度で廃業する方が約4割もいるのです。
理由は様々あるでしょうが、これだけ廃業する方が多いのは事実。
恐らく一番の理由は資金繰りでしょう。
安定収入がなくなってしまい、貯金を食いつぶす日々が続き、その貯金すらもなくなってきて生活するのが厳しくなってくる。
そしてまた会社員に戻る。
そうではなく、会社員としてある程度毎月固定収入があるうちに副業ベースで何か始めた方が当然リスクは低くなります。
物販などで仕入れとしてお金が先に出ていくとしても、固定収入があると仕入れ額もコントロールしやすい。
あとは、会社員で副業をやるほうが税制的にも非常に有利。
仮に副業の方で経費がかさんで赤字だったとしても、事業所得として確定申告すれば給与所得との損益通算によって、納めるべき税額が減少します。
(このあたりの税金面に関しては細かいルールが多々あるので要注意)
今すぐ会社員を辞めなくても、1年間副業として頑張ってみてから会社を辞めるかどうか考えてみても良いのではないでしょうか。
2.根拠のない自信は捨てる
根拠のない自信ほど当てにできないものはありません(笑)
その典型例がマルチ商法にはまる方々。
マルチ商法で上手くいってる人なんてほんの一握り。
優雅な生活に憧れて、始めてみたものの上手くいかずに辞めていく人はめちゃくちゃ多い。
だって多くの人は根拠のない自信をもってやってるから。
一応、職種的には営業ですよね。
でも、営業マンという意識でやっている人をあまり見たことがありません。
(完全に主観ですが)
営業マンであれば、
例えば毎月何人成約するために、何人にプレゼンする必要があって、そのために何人にアポ取りする必要がある。
じゃあ毎月新規リストを何人獲得する必要がある。
といった定量的な分析、行動は必須。
でもほとんどの人はとりあえず連絡知ってる人に連絡するだけ。
(アップの人の指示なんでしょうが・・・)
とまぁ、ちゃんと事業を拡大していくには計画性をもって進める必要があります。
仮説を立てて、実行してみて、結果を振り返り、改善して、また仮説を立てて、実行して・・・
を何度も何度も繰り返すうちに、できる事が増えていき、結果が伴ってくると僕は思っています。
以上のように、
とりあえず会社を辞めて個人事業主になるというのは、非常にリスクが高いということは認識しておくべきです。
<まとめ>
『人生はいかにリスクヘッジをするか』
ではまた!