夫婦の共通口座は作った方がいい?
こんにちは!
落合です。
結婚を予定している方から
「夫婦の共通口座を作った方がいいのか」
についてよく相談されます。
結婚前から、結婚後のお金の管理方法について考えてるのは素晴らしいですね!
そういった準備をせず、結婚後苦労する方は多いですから・・・
それでは今日は、夫婦の共通口座は作った方がいいのかについてまとめていきます。
共通口座は必要ない
いきなり結論を書いてますが(笑)
共通口座は必要ありません。
もっと言うと
共通口座を作るなら目的と役割を明確にしておく必要があります!
なんとなく、1つの口座で管理した方が管理しやすそうだから・・・
というので始めると大変です💦
一番やってはいけないのが、
夫婦お互いの収入を1つの共通口座に全て入れて管理することです。
これをやってしまうと、お金の出入りがわかりづらく、貯金もできません。
貯金を正しくするなら
『収入ー貯金=支出』
と、先に貯金を抜く必要があり、貯金用の口座は絶対に分けるべき。
夫婦お互いの収入を1つに入れなくても、生活費用と貯金用の共通口座を2つ作って管理したらいいんじゃないの、と思われがちですがこれは△。
「生活費」と「貯金」の目的と役割を明確にしていればOK
例えば、
生活費の共通口座でどこまで払うか。
家賃、光熱費、食費、生活用品費などの夫婦共通の費用のみなのか。
携帯代、保険代、医療費、奨学金の返済などの個人の費用も含まれるのか。
このあたりを事前に詰めておかないと、
「この費用は共通口座から支払うんじゃないの!?」
「これは自分の口座からだろ!」
みたいに揉めがちです^^;
貯金も同様です。
『いつまでに』『何のために』『いくら』貯めるかを事前に決めておく必要があります。
それをせずにとりあえず貯金だけしている状態だと、なかなか使えなくなってしまいます・・・
「家電壊れたから共通貯金のお金を使って買い直そう」
「いやいや、共通貯金は将来のために残しておきたい」
みたいに、意見が分かれて揉めます^^;
なので、一番最初に明確にしておく必要があります。
例えば、
・子供の教育資金として5年後までに1,000万円貯めよう
・住宅購入の頭金として3年後までに500万円貯めよう
とかですね。
そんな話をすると、共通口座を作らないと管理が大変そうと思われる方もいらっしゃいますがそんなことありません!
しっかりお金のことを話し合える夫婦なのであれば問題ありません。
互いの収入を考慮し、月々の支払いを振り分けます。
家賃や光熱費は夫、食費や生活用品費は妻
みたいに分けてもいいでしょう。
そして、個人の出費は個人で支払い、個人の貯金をする。
共通の貯金に関しては、月々の貯金額と目的を事前に決めた上でそれぞれで貯金する。
そうすれば全く問題ありません!
全部透明化する必要はない
この時大事になってくるのが
透明化すべき部分と透明化しなくていい部分の線引きです。
透明化というのは、予定通りに実行できているかお互いに確認すること。
家賃や食費などの共通の費用に関しては透明化すべきです。
あとは、共通の目的に沿った貯金も透明化すべきです。
一方で、個人の支出や個人の貯金については不透明なままでOK。
なんでもかんでも透明化してしまうと、相手のお金の使い方に対して文句の一つや二つは出てくるでしょう(笑)
自由に使っていいとは決めてるものの、何か言いたくなる(言わなくても心の中で思ってしまう)のが人間です。
なので、お互いにとって重要な部分だけ透明化できていれば大丈夫です。
共通口座を作らない場合の口座管理
共通口座を作らない場合の口座数のおススメは互いに3つ以上です。
一つ目はそれぞれ共通費用、個人の支出用
二つ目は共通の貯金用
三つ目は個人の貯金用
は最低限あった方がいいでしょう。
それに加えて、資産運用をしている方なのであれば
短期運用目的の口座、長期運用目的の口座などあってもいいですね。
口座の数が増えると管理しづらいと思われがちですが、目的や役割を決めない状態で口座が増えると管理できません!
ですが、目的や役割を明確にした状態なら口座が増えても管理できます。
むしろ管理しやすくなります。
例えば、
家にタンスが3つも4つもあって、それぞれに洋服や下着や夏物冬物がバラバラに入っていたら、どこに何があるのか探すのが大変です。
ですが、このタンスの1段目は下着、2段目は靴下、このタンスは夏物、このタンスは冬物みたいに役割を明確にするとどこに何を入れればいいか明確なので探しやすし管理しやすいですよね。
なので、
まずは口座の整理をして
どの口座にどういった役割をもたせるのか
毎月いくら入れていくら出ていくのか
貯金用なのであれば何のために毎月いくらずつ貯めていくのか
を決めて管理運用していけるといいですね!
あると便利な臨時出費用のお金
ちなみに、
僕はよく臨時出費用のお金も作っておくことをおススメしています。
何かと臨時出費ってあるじゃないですか・・・
友人の結婚祝いだったり
誕生日プレゼントだったり
実家への帰省代だったり
お年玉だったり
家具・家電を買い替えたり
その臨時出費用として毎月決まった額を残しておくと、臨時出費が発生したときにストレスにならないですよね。
わざわざ臨時出費用で口座を作らなくても、現金で家に置いておく形でもいいでしょう。
金額に関しては、
自分の余裕のある範囲でいいし、
ざっくり年間どれくらいの臨時出費がありそうか想定した上で決めてもいいですね。
このように、とりあえず共通口座を作ろうというのではなく、夫婦でしっかり話し合い、管理しやすい形を見つけていくことが大事です。
そのためには、しっかりお金の話ができる時間を作ることも大事。
お金の話ってしづらいけど、しておかないといつか大変なことになります。
何でもそうですが、面倒なことやりたくないことを先延ばしにしてると、後になってあの時やっておけばよかった・・・と後悔します。
そうならないように、理想は結婚前から、既に結婚している人は早いうちにお金の話をする時間を作りましょう。
できれば月に1回は定例会的な感じで夫婦でお金の話をする時間を確保できるといいですね。
まとめ
『大事なのは夫婦の共通口座を作ることではなく、夫婦で共通認識を持つこと』
ではまた!