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GFXで風景写真撮影が好きになる❤️②

「GFX100IIを手にしてから、写真との向き合い方が大きく変わりました。特に、風景写真とスナップ写真の楽しさを再発見するきっかけとなったこのカメラ。今回は、その魅力と、実際に撮影した写真のエピソードを交えながら、ラージフォーマットの可能性をお伝えします。」

1. ラージフォーマットとは何か

1-1 ラージフォーマットの特徴

ラージフォーマットカメラとは、フルサイズよりも大きなセンサーを搭載したカメラを指します。その最大の特徴は、圧倒的な解像力と広いダイナミックレンジ。暗部からハイライトまでの情報量が多く、微妙な色彩や光のニュアンスを豊かに表現できます。

1-2 フルサイズとの違い

フルサイズカメラは、軽量で汎用性が高く、多くの写真愛好家に親しまれています。一方で、ラージフォーマットは風景写真やポートレート撮影で真価を発揮。たとえば、以下の点で違いが現れます

解像度: 細部の描写力が高く、大判プリントでもディテールを維持。
空気感: 被写体の質感や光のニュアンスがリアルに表現される。
ボケ味: 大型センサーならではの滑らかで立体的なボケ味。

ラージフォーマットを実感できる、なだらかなボケ


1-3 ラージフォーマットの可能性

GFX100IIのようなラージフォーマットカメラは、風景だけでなくスナップやポートレートでもその魅力を発揮します。今回の記事では、風景写真とスナップ写真にフォーカスし、私がこのカメラを使ってどのように撮影スタイルを変えたのかをお伝えします。

2. GFX100IIが変えた風景撮影

2-1 ダイナミックレンジがもたらす表現力

GFX100IIの広いダイナミックレンジは、風景写真で大きなアドバンテージを与えてくれます。明暗差の激しいシーンでも、暗部から明部までしっかりと描写できるため、現実に近い形で風景を記録できます。

白飛び黒潰れはほぼ無し
NDフィルターはいらない
※この写真は敢えて飛ばしています


2-2 解像度が生む細部の表現

1億200万画素という圧倒的な解像度は、風景の細部まで克明に描写します。たとえば、森の中で撮影した一枚では、葉の一本一本まで鮮明に映し出され、その場の空気感まで感じられる仕上がりになりました。

純正レンズで撮影するとコントラストが強い印象


2-3 撮影テクニック

露出の活用: 明暗差を活かすため、GFX100IIの露出設定を活用。HDR撮影や露出補正を駆使して、現実以上に美しい風景を表現。
レンズ選び: GF32-64mmのズームレンズを活用することで、広大な風景から細かなディテールまで対応可能。

最初の1本は純正ズームレンズをおすすめしますが人それぞれです
PENTAX645かPENTAX6X7のレンズだったらどれでも良いんじゃないかな...スナップ用でしたらPENTAXのKマウントかM42マウントでも全然OKむしろいい...GFXだったらなんでもいいよ...


3. スナップ撮影での意外な楽しさ

3-1 ラージフォーマットでスナップを撮る理由

スナップ写真といえば、小型で機動力のあるカメラが一般的。しかし、GFX100IIのようなラージフォーマットカメラでもスナップ撮影は十分楽しめます。特に、以下の点で優れています:

色彩表現: 日常の何気ない光景も、美しく豊かな色彩で記録できる。
立体感: ラージフォーマット特有のボケ味が、背景と被写体を分離し、印象的な一枚に。

GFX100Sで撮った写真
フルサイズとなんて比較できない...
フルサイズはボケが硬すぎけど、ラージフォーマットは柔らかい


3-2 スナップ撮影のコツ

軽量なレンズを選ぶ: GF50mmF3.5のような軽量レンズを使えば、長時間の撮影でも疲れにくい。
目立たない撮影スタイル: ラージフォーマットは目立つカメラですが、街中ではあえて自然体で撮影することで、被写体のリアルな瞬間を捉えやすくなります。

純正レンズはどれも大きいので
私の最適解はスナップ用はKマウントかM42マウント
気合い入れて何か撮りたい時は645か6X7


4. 私が実際に撮影した写真


PENTAX645の75mmで撮影した写真
拡大しても木々の一本一本が解像してます
フルサイズには戻れません

: 山岳風景—空気感が伝わる一枚
「日の出前の微妙な光のグラデーションを捉えるため、露出をマイナス補正しながら撮影。」

GFX100S と GF110mm
この写真では暗いところを多少、明るくしています
ダイナミックレンジが広いと、好みの絵作りがしやすい
青のカラークロームエフェクトも使っていたような...

: 湖畔の静寂—鏡のような水面
「ダイナミックレンジの広さが、反射光と水面の微細な揺らぎを美しく描写。」

暗いところが真っ黒だったが潰れていなかった
※かわいい妻です


画像3: ポートレート—光と影の表現
「差し込む柔らかな光が、GFX100IIの豊かな階調表現で再現。」

GFX100SとGF110mm
オートフォーカスではピントが遅く精度も低いので
マニュアルをおすすめします

画像4: 昆虫—瞬間の切り取り
「動きの速い被写体でも、焦点を合わせるコツを掴むことで印象的な一枚に。」

Super Takumar 55mmf1.8
最短距離付近で撮影
そりゃあボケるがSONYのSTFやCANONのDS以上に
ボケがなだらか


5. ラージフォーマットを使う楽しさと課題


5-1 楽しさ

撮影の過程が丁寧になる。
作品としての完成度が高まる。
レンズ選びや設定の奥深さを実感できる。
私は基本マニュアルフォーカスなので自分で写真を撮っていると感じられる。

5-2 課題

機材の重量と大きさ。
撮影に時間がかかる場合がある。
コスト面での負担がやや大きい。

まとめ


GFX100IIは、私にとってただのカメラ以上の存在です。このカメラを手にすることで、風景写真の奥深さを再発見し、日常のスナップ撮影でも特別な瞬間を切り取る楽しさを得ることができました。

ラージフォーマットカメラは決して敷居の高いものではありません。写真を本格的に楽しみたい、あるいは一歩先へ進みたいと考えている方にとって、最高の相棒になるでしょう。

「写真をもっと楽しみたい」そう思っている方に、ぜひこの世界を体験してほしいと思います。

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