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90年代の歌姫たち(前編)
90's DIVA
歌姫とうたっているのに、画像が男性陣ばっかりですみません。
でもですね、昔のROCKIN'ON JAPANの表紙を飾るのは男性陣ばかりだったりしたんですよねーーってことを感じてもらえればと思います。
最近、"何時かの"さんの「ソフトバレエ」の記事についてコメントする中で、カヒミ・カリィさんの話が出てきて懐かし過ぎたので、あの90年代を思い出しながら、好きだった歌姫さんたちについて "note" します。
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90年代って、カラオケブームも手伝って、ミリオン連発でCDが売れまくってた時代なんですよね。
だからなのか、多種多様なアーティストが出てきて、日本の音楽シーンの裾野が一気に広がった時代だと思っています。
女性アーティストさんたちも、ビーイング系のZARDや大黒摩季さん、ガールポップ系の森高千里さんやリンドバーグ、ジュディ・アンド・マリー、そして、小室さんプロデュースのTRFなんかが登場してにぎやかでしたよね。
ただ、自分が当時惹かれてたのは、サブカルチャー的な香りのする(ROCKIN'ON JAPANに掲載されてるような)歌姫さんたちでした。
90年代の中盤に差し掛かる頃には、ROCKIN'ON JAPANの表紙にも、ちらほら、女性陣も登場するようになってきました。
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/35710059/picture_pc_a3948351b3ace7f8c7eb2f6c7dbf85f7.jpg)
(急に小っちゃくなった頃のです。)
野宮真貴(PIZZICATO FIVE)
5人だったとこを見たことのないピチカート・ファイヴの三代目ボーカルの野宮真貴さん。
初代の佐々木麻美子さんの声も好きだし、二代目の田島貴男さんも良くて、「ベリッシマ」なんか、すごく好きだったんです。
でも、ピチカートといえば、やっぱり野宮真貴さんですよね。
スラリとしたスタイルに、ちょっとアンバランスな顔立ち、声もそうですが、ファッションも含めて、トータルなビジュアルイメージは、ピチカート・ファイヴそのものだったと思います。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/35708819/picture_pc_c943082100d19ba75adb83d0ccd7507f.jpg)
『悲しい歌』は、あまりハッピーな内容ではないけれど、やっぱりキャッチ―でグルーヴィーなピチカート・ソングなんです。
PVを見ると、フランス映画の一コマみたいですよね。
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カヒミ・カリィ
小山田圭吾が主宰するトラットリア(Trattoria Records)の歌姫で、とにかく綺麗で可愛かったのです。
ささやくようなウィスパーヴォイスなんで、ボーカリストって感じではないのですが、魔法をかけるような歌声なんですよね!
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/35708835/picture_pc_471aca9d9c3fcb0ebeb7ceb95425450a.jpg)
けっこう、表舞台に出てこないイメージがあったので、CMに出演したり、「ちびまる子ちゃん」のテーマ『ハミングがきこえる』を歌ったりした時は、ちょっと意外でした。
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ELLIE(LOVE TAMBOURINES)
カヒミ・カリィとともに「渋谷系の歌姫」と呼ばれたエリィですが、カヒミ・カリィがファンタジーの歌姫ならば、エリィは生身でソウルフルなボーカルが特徴で、正反対の印象でした。
PVとかを見てると性的な部分を感じさせて、けっこうエロス全開なんですよね。後年、ヌードグラビアになったときも、ちょっと納得な感じでした。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/35708928/picture_pc_b690884fe191797e9417158023455a59.jpg)
エリィの歌は、野生があふれてるんだと思います。
だからこその歌声なのです。
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ZOOCO(エスカレーターズ)
ラブ・タンバリンズのエリィもそうですが、徐々に活躍し始めていたソウルフルな女性ボーカリストの一人が、エスカレーターズのズーコです。
エスカレーターズはアシッド・ジャズバンドとジャンル分けされていたんですが、ファンクで、心地よいグルーヴ感を持ったバンドでした。
今ひとつヒット曲はないですが、大好きな歌姫さんなのです。
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Chara
基本的にはウィスパーヴォイス系なんですが、若干、甘さがしつこく感じちゃうんですよね。そんな特徴的な歌い方のチャラは、独特の雰囲気を持つ歌姫さんです。
有名なのは、映画スワロウテイルに登場する「YEN TOWN BAND」名義でのシングル『Swallowtail Butterfly 〜あいのうた〜』なのですが、個人的には、その後に出された2枚のシングル『やさしい気持ち』と『タイムマシーン』の方が好きだったりしましたね。
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UA
ウーアはノンジャンルの女性ボーカリストだと思うんですよね。
ソウル、ジャズ、レゲエ、民族音楽など、多種多様でエキゾチックな音楽性は、Jーポップなんかには収まらないスケール感があったと思います。
自分の好みではない曲もいっぱいあるのですが、はまるとなんか癖になるタイプの歌姫さんだったのです。
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今回は、1990年代の初めから、中ごろの1997年あたりまでの歌姫さんたちを紹介しました。
この後、あの衝撃的な1998年を迎えるわけですが、それは、また、次のお話_____
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