秋霜烈日(「検事の死命」)の話
最近、時間が出来てきたおかげで、いいペースで読書が進んでます。
たくさん読む時間があると、読んだことのない作家さんにも手が出せるので、読書の幅がグッと広がっていくのが楽しいです。
今回、初読みだったのは柚月裕子さんの「検事の本懐」と「検事の死命」
なかなか面白かったです。
『HERO』のキムタクさんの演じる検事も型破りですが、こちらに出てくる佐方検事もなかなかです。
若干、『HERO』の影響は否めませんが、主人公に陰りがあったりして、読んでいくと泣ける場面もチラホラ。w
この小説の中で『秋霜烈日』バッジって言葉がよく出てきます。
いわゆる検事さんが付けてるバッジですが、この『秋霜烈日』って言葉は、秋の冷たい霜や夏の激しい日差しのような気候の厳しさを表すものだそうです。
.....なんか、厳しそうな世界ですよね、w
でも、厳しい世界に生きる検事の矜持に胸をうたれるんですよね。