見出し画像

心地よかったハンドサインの話

 HAND-SIGN


  先日、車を運転していた時のこと、自分の車が右折車線で信号停止をしてた際の話です。

画像1


 自分が右折しようとしている側の歩道で、手押し車のおばあちゃんが、青信号になるのを待っていました。

 歩行者分離型の交差点ではないので、まあ、おばあちゃんにはゆっくり渡ってもらおうと、ゆったり構えていると
 信号が変わった瞬間、対向車線の先頭に停まっていたダンプカーがパッシング!してくれました。

ダンプ(「ダンプは発進がゆっくりだから、先に右折しなよ!」)

 て、感じの合図だったのです。
 多分、ダンプ側からは、おばあちゃんの渡り始める姿が見えにくかったのだろうと思います。
 先に右折しなよと、譲ってくれたのです。

 当然、おばあちゃんが渡り始めていたので、私は車の中からダンプの運転手さんに横断歩道の方に注意を促すように指差したのです。

私(「おばあちゃん横断中、ゆっくり右折します。」)

 すると、ダンプの運転手さんも、すぐに察してくれて、進み始めたのですが、すれ違うときに、謝るようなハンドサインをくれました。

ダンプ(「おばあちゃんに気づかなくてゴメンね!」)

 って、感じのサインだったのです。


 私も思わず、お礼のハンドサインを送ってしまいました。

私(「いやいや、こちらこそ、ゆずってくれてありがとう!」)

 みたいな感じに...

画像2


 他愛のない、数秒のやり取りなのですが、なんか互いの言葉が聞こえてくるような感覚だったんですよね。

 それが、とても心地よくて、すごくいい気分になったのです。


 見知らぬ相手でも、こういう感覚が伝わり合うと、ほんと嬉しくなるという話でした!
 こういう感覚がいろんな人と共有できたら、きっと、幸せな気分になるんでしょうね。