約束の中にある希望の話
in the Promise
「約束」って、響きが良い感じで、好きな言葉のひとつなんですが、そもそもの意味を調べてみると
「約」=目印をつける、「束」=紐などで縛る
という漢字からできていて、元々、取り決めを元に身動きできなくなるという意味だそうです。
なので「約束」は、すごく拘束力の強い言葉だったりするんですよね。
『指切り拳万、嘘ついたら針千本呑ます。』
約束するときにお馴染みの”指切り”なんて、制裁つきの契約だったりするので怖かったりして.....
ちょっと、自分のイメージする「約束」とは違う感じです。
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今の「約束」には、もっと広い意味があって、守らない場合の罰則が定められているものもあるけれど、そうじゃない「約束」もあるんだと思います。
自分のイメージする「約束」は罰則とかがないやつです。
例えば、友だちや恋人との間の「約束」は、二人の信頼関係をコトバにしたものであって、罰則や制裁を背景にした「約束」ではないと思うんです。
罰則ありきの「約束」なら、本当の意味での信頼ではないですよね。
そんな「約束」は、それを守れた、守れなかったということ以前に、守ろうと努力することに大切な部分があるわけで…
当然、その努力はお互いでつくりあげていくものだからこそ、「約束」には価値があると思うのです。
(よく、「約束」を破ってケンカになる場合なんかは、そもそも守ろうとした努力があったかどうかが問題になってることが多いんですよね。)
未来の「約束」なんかは、実現することを願って、お互いが「約束」した夢に向かっていこうとする、そんな希望のある ”誓い” みたいなものなんですよね。
そういう「約束」が好きなのです。
秦 基博 「ひまわりの約束」
遠くで ともる未来
もしも僕らが離れても
それぞれ歩いていく
その先で また出会えると信じて
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