ヨーロッパのカウントダウン(私的名盤)
"The Final Countdown" of EUROPE
音楽好きな私なんですが、あまり前のめりに聴かなかったのが、ハードロック/ヘヴィメタルなんです。
そんな自分が、なぜか1986年から数年、ハードロックも聴くようになるんですよね。
その中心となっていたのが "ボン・ジョヴィ" だったのは間違いないんですが、同時期に聴いていたのが、この "ヨーロッパ" だったりするのです。
1986年の "ヨーロッパ" といえば、もちろん、あの「ファイナル・カウントダウン」がヒットしてた年です。
なんか、年の瀬になると「ファイナル・カウントダウン」が聴きたくなったりしませんか? (え?ない??)
「ファイナル・カウントダウン」
この印象的なイントロを聴くと、つい、武藤敬司(長髪時代)が入場してくるんじゃって思った人は、私と同じ時代を過ごしてる方ですねw
取りあえず、カラオケで歌うと、後半はずっと ♪ イッ ザ ファイナルカンダーン~♪ が繰り返されるため、単調になっちゃうのですが、途中のギターソロでは皆が盛り上がるという… 謎に熱い曲なのです。
なんせ、バンド名が "ヨーロッパ" ですからね~
かなりスケールが大きい感じだったんです。
”シカゴ” や ”ボストン”、”ベルリン” とか、都市名を冠したバンドは多いのですが、大陸名が付いてるのは、この "ヨーロッパ" と ”エイジア” ぐらいしか思い浮かびません!
バンド名の大きさで言えば、トップクラスであるのは間違いないのです!
その "ヨーロッパ" がスウェーデンのバンドだというのを知るのは、ちょっと後のことで、あまりハードロックを知らない当時の自分にとっては、ハードロックのアメリカ代表が "ボン・ジョヴィ" 、ヨーロッパ代表が、その名のとおり "ヨーロッパ" だと思ってたんですよね。(真正のハードロックファンの友人からはいろいろ言われてましたが…w)
『ファイナル・カウントダウン』
このアルバムもよく聴きましたよ~、うんうん。
まあ、「ファイナル・カウントダウン」はもちろんなんですが、当時、私が夢中になったドキュメント映画『PRIDE ONE』に、このアルバムからの曲が使われてたんです。
『PRIDE ONE』は、オートバイによるロードレース世界選手権-WGP- のドキュメントで、70年代後半から80年代半ばまで、日本の4大メーカーがしのぎを削っていた頃のWGPを追いかけた映画です。
ケニー・ロバーツやバリー・シーン、ランディ・マモラやフレディ・スペンサーなど、当時、少年の心を熱くしていたライダーたちが登場するドキュメントなのです。
この映画に曲が使われていたこともあって、"ヨーロッパ" のこのアルバムは、この時代の自分にとってより印象深いものになったわけなのです。
ちなみに『PRIDE ONE』に使われてたのは、次の2曲です。
「キャリー」
「ラヴ・チェイサー」
「ラヴ・チェイサー」は、アルバムのエンディングを飾る曲で、オープニングの「ファイナル・カウントダウン」と対をなす曲なんですよね。
自分みたいなハードロック初心者にとって、適度にキャッチ―でメロディアスでポップさもあるこのアルバムは聴きやすかったんですよね。
残念ながら、それほどたたずに "ヨーロッパ" は活動休止しちゃうんですが、2003年からはオリジナルメンバーで再始動してるのです。
やっぱりこのイントロはカッコいいですよね~。
ジョーイ・テンペストのハイトーンヴォイスも、ジョン・ノーラムのギターソロも健在なのが嬉しい限りなのです。
…. この記事を読んでしまった皆さんも、大晦日にはこの曲が脳内再生されるかもしれませんね。
♪