さよならのフレーズ(別れの歌選集)
phrase of SAYONARA
「さよなら」って言葉はあらためて考えてみると、不思議なひびきを持っている言葉だと思いませんか?
調べてみると、もともと「左様ならば」という言葉が語源らしいです。
左様ならば
↓
さようなら
↓
さよなら
「左様ならば」は、今で言うと「それじゃあ、そういうことで」みたいな感じなのですかね。
なんだか、とりあえず今日はここまでで、後はまた明日ね! みたいな軽い雰囲気にも感じられますね。
”さよなら”という言葉のイメージには、ちょっと寂しい、悲しいみたいな部分もあると思うのですが、語源から考えると、”さよなら”って言葉は、次につながる言葉なんだと思います。
ただ、その次というのが、遠い未来であったり、本当ならもう一度会いたいという気持ちが込められているものだったりするから、そこに切なさを感じてしまうのでしょうね。
この不思議な響きを持った言葉は、そのまま曲名に使われていたり、印象的なフレーズになっているので、そんな”さよなら”に関する歌について”note”していきます。
◆◆◆ ”さよなら”がタイトルの歌 ◆◆◆
”さよなら”が、そのものズバリのタイトルになっている歌はそれなりにあって、ちょっと思い浮かべただけでも、オフコース、GAOさん、スガシカオさん、かりゆし58、西野カナさんなどなど.....
でも、自分たち、アラフィフの世代にとっては、”さよなら”といえば、やっぱりオフコースかなって思います。
『さよなら』by オフコース
やっぱり名曲なんですよね。
出だしの ~もう、終わりだね 君が小さく見える~♪ からして印象的過ぎる!(”君が小さく見える”ですよ。)
サビの、~さよならッ、さよならッ、さよなら~~ぁあ~~♪ のフレーズは力いっぱい歌いたくなります。
他にも、”GAO”さんや”かりゆし58”の歌も印象的でした。
『サヨナラ』by GAO
『さよなら』かりゆし58
◆◆◆ ”さよなら”がタイトルに付いてる歌 ◆◆◆
タイトルに”さよなら”という言葉が含まれている歌になると、ほんと、数限りがないんですよね。
私たち世代にとって懐かしいチェッカーズの『I love you, SAYONARA』や安全地帯の『悲しみにさよなら』をはじめ、TUBEの『さよならイエスタデイ』、山下達郎さんの『さよなら夏の日』、ゆずの『サヨナラバス』などなど、”さよなら”との組み合わせて、印象的なタイトルになってますよね。
このカテゴリーの中で、フレーズが自分にとって特に印象的なのは”花*花”の『さよなら大好きな人』と、山口百恵さんの『さよならの向う側』なんです。
『さよなら大好きな人』by 花*花
冒頭の ~さよなら大好きな人(↘) さよなら大好きな人(↗) まだ大好きな人....~♪ から印象的ですよね。
このフレーズが何度も繰り返されるのですが、少しだけ言葉を変えてたりして、シンプルな言葉だからこそ胸に残ります。
『さよならの向う側』by 山口百恵
1980年に引退してもなお語り継がれる山口百恵さんの引退シングル。
子どもの頃は、それほどでもなかったのに、大人になればなるほど心に染みていくのは何故なんでしょうね。
”さよなら”が出てくるフレーズはサビの最後、~さよならの代わりに~~♪ の部分なのですが、さよならの代わりにどうしてるのかは、歌を聴いて確かめてみてください。
◆◆◆ ”さよなら”のフレーズが印象的な歌 ◆◆◆
最後は、タイトルには”さよなら”は使われていないけど、歌詞の中での”さよなら”のフレーズが印象的な歌を紹介していきます。
『ハッピーエンド』by back number
この歌は”さよなら”から始まるのですが、最初の ~さよならが喉の奥に、つっかえてしまって~♪ いうフレーズからして、バックナンバー節なんで、一気に彼らの世界につかまっちゃいます。
『楓』by スピッツ
”さよなら”が出てくるのはサビの部分。
~さよな~ら~~~~ 君の声を、抱~いて歩いていく~♪
草野さんの声が遠い空まで響いていってる感じがして、ほんと感動的です。
『セーラー服と機関銃』by 薬師丸ひろ子
この歌も”さよなら”から始まるのですが、すごく素敵で印象的なフレーズだと思うんですよね。今でも忘れてないんで、当時、中学生だった自分にも、なんか感じるものがあったんでしょうね。
『YELL』by いきものがかり
”さよなら”が出てくるのはサビの部分なのですが、このフレーズも素敵ですよね。
『セーラー服と機関銃』の歌詞とも響き合う部分があるんですが、いきものがかりの『YELL』は更にスケールが大きくて、なんか心を奮わせられるのです。