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オジサンとK-POPアイドル


 新年最初の記事はK-POPアイドルに関する記事です。

 正直、K-POPアイドルって、オジサンが聴くにはハードルの高いジャンルだと思っています。
 もちろん、"BoA" や "東方神起" をはじめ、"少女時代" や "KARA" など '00年代に活躍した人たちは知ってるし、比較的最近の "BTS" や "TWICE" 、 "BLACKPINK" の世界的な活躍も知ってます。
 ただ、オジサンが好んで聴くかというと、ちょっと…. ですよね。

 今回は、そんなオジサンとK-POPアイドルの話なんです。


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◎K-POPアイドルのハードル

 K-POPアイドルに対するハードルはありますが、多分、サブスクって、いろんなハードルを下げるんですよね。
 自分の場合、長距離通勤の時間を使って、デイリートップ100とかを聴いてるんですが、このチャートって、現に今、日本で流行っている曲のランキングなんで、時には新旧を問わず、また、国内外のアーティストを問わず、K-POPや洋楽も入ってたりするんです。
 そのおかげで、いろんな楽曲と出会えるわけなんですが、オジサン的に言えば、サブスクからならK-POPアイドルに対するハードルは、あんま感じなかったです。(←区別がつかなかっただけだろッ 笑)

 今年で言うと、"シャイトープ" の「ランデブー」や "imase" さんの「NIGHT DANCER」、"オリヴィア・ロドリゴ" の「ヴァンパイア」とかと同列な感じで、 "NewJeans" の「Ditto」や “LE SSERAFIM” の「Perfect Night」なんかを聴いてましたね。


NewJeans「Ditto」

 去年一年、デイリートップ100では "NewJeans" なるグループのいろんな曲が流れてた印象です。… 大人気なんだなと思ってましたが、まさか、こんな若いグループだったとは露知らず…
 歌声だけ聴いてたら、愁いを帯びた感じもあって、もう少し年齢層が上だと思い込んでました。
 また、リズムやサウンド中心のダンスミュージックが多いK-POPですが、この曲は音数が少ないし、妙に情感的エモーショナルな部分もあって、とてもお気に入りでした。


LE SSERAFIM「Perfect Night」

 イントロのギターがいいんですよね〜
 スピーカーから流れてきた時、ふっと心をつかまれてしまいました。
 この曲も、サウンドよりメロディが優先されていて、とっても心地がいい曲だと思うんです。
 年末の番組でよく見かけた “LE SSERAFIM” なんですが、ディズニープリンセスが集まってるようなビジュアルやダンスパフォーマンスは凄かったですね~。
 ちょっと見入ってしまうような雰囲気がありました!


◎年末のK-POPアイドルの観戦記

   年末は、家族でいろんな音楽番組を見てたんですが、件の "NewJeans" や “LE SSERAFIM” も、よく出演してたんですよね。
 我が家では、帰省してきた長女が "TWICE" を初めとしたK-POPファンなんで、いろんなことを教えてくれました。
  "TWICE" 以降、いろんな国籍のメンバーで構成されるグループが増えたこと、 “LE SSERAFIM” には日本人が2人在籍してること、他にも日本人のいるアイドルグループはたくさんあるということ… 等々

 また、長女が言うには
 日本のアイドルは未完成な部分があってもいいけど、韓国のアイドルには、歌もダンスなど完成したものが求められる。
 
ということらしいです。

 ちょっと、なるほどなぁと思いました。
 確かに、K-POPアイドルはダンススキルが高いし、スタイルも良くて、女性も憧れる ”完成されたカッコ良さ” があります。
 日本の女性アイドルに比べると、”同性” にも熱烈なファンが多い感じがするんで、日本で言えば、90年代の安室奈美恵さんなんかに近いのかもしれません。
 韓国アイドルのコンセプトでよく聞く ”ガールズクラッシュ” って、そういうことなんでしょうね。

 まあ、長女のおかげで、K-POP談義に花が咲いた、そんな我が家の年末でした。


◎モーニング娘。のデジャヴー

 さて、K-POPアイドルの話になると、私的には モーニング娘。の記憶を激しく刺激されるんです。その理由としては

■ 理由その1:オーディション番組
 以前「Nizi Project」が話題になったじゃないですか、その時の様子が、どうしても モーニング娘。を生んだオーディション番組「ASAYAN」を思い出しちゃうんです。


■ 理由その2:留学生のいた時代があること
 ブームが去って、あまり、テレビに露出しなくなった頃の モーニング娘。に、中国からの留学生が在籍していたのを知ってますか?

両端の2人が留学生のジュンジュンとリンリン

 中学生世代の若いメンバーと入れ替えながら、新陳代謝をはかってきた モーニング娘。なんですが、方向性を変え、新メンバーとして留学生を迎えたんですよね。
 その意図は、もちろんアジア進出を見据えての戦略だったと思うんですが、今のK-POPアイドルに、日本人の他、いろんな国籍のメンバーがいることを先取りしてた感じがします。


■ 理由その3:完成度の高いパフォーマンス
 
この留学生が在籍していた頃の モーニング娘。は、それまでの元気さや親しみやすさ(未完成さ)ではなく、歌唱にしろダンスにしろ、本格派のパフォーマンスを見せていた時代で、後に ”プラチナ期” と呼ばれることになります。

「泣いちゃうかも」2009.2

「しょうがない 夢追い人」2009.5

 可愛いからカッコいいに変化した感じの モーニング娘。なんです。(なんか綺麗なお姉さん集団みたいな…)
 この時期の つんく♂さんのソングライトも、ちょっと切なさを感じさせるような情感的エモーショナルな曲調が多くて、そこにフォーメーションダンスなんかが組み合わさって、とてもカッコいいのです。
 こういう雰囲気って、その後のK-POPアイドルにもつながってるように思えるんですよね。

 もしかすると、今のK-POPアイドルのルーツは モーニング娘。にあるのかも!? と、いろいろ調べてみたんですが、結論は分かりませんでした。
 代わりにこんな記事を見つけちゃいました…w

 ヒャダインさんの記事なんですが、やっぱ モーニング娘。は先取りしてたのかもしれませんね。


◎開かれたドメスティック志向のこと

 年末の音楽番組でK-POPアイドルが活躍すると、なんかアンチなコメントを目にすることも多いです。
 もちろん、個人の趣味なので好き嫌いがあるのは当然なんですが、ジャンル自体の批判や排斥につながるのは何だかな~って感じます。

 隣国の韓国とは歴史的な背景もあるので、互いにドメスティックな志向が働くのは分かるんですが、日本でもこんななら、逆に、K-POPアイドルで頑張ってる日本人の子たちには、韓国では相当なプレッシャーがかかってるんじゃないかと思います。
 でも、そんな中、彼女らが夢に向かって頑張っているのは ”素晴らしいこと” だと思うし、きっと、政治家さん以上に、互いの国を理解しあうことに貢献してるんじゃないかと思います。
 そんなことを考えると、国産のエンタメを誇りに思うドメスティックな志向は持ちつつも、互いのリスペクトは忘れてはいけないと思うんですよね。

 多分、うちの長女みたいなK-POPファンだと、こういうドメスティックな感覚はなくて、K-POPとか J-POP とかを区別するラインはもっと曖昧で、好きなものは好きなものボーダレスって感じなんだと思います。
 まだまだ、それぞれに "声の大きなアンチ" がいる状況なんでしょうが、一部では普通に国境を越えていってるのかもしれません。


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 年末の音楽番組でK-POPアイドルたちが活躍していたので、それを見て感じたことを書いてみました。(紅白での”YOASOBI”の企画なんかも楽しかったです。)
 あんまり詳しいわけではないので、間違った情報があったらすみません!

 さて、最後に、最近気に入ってる “LE SSERAFIM” の「ドレスコード」って曲を紹介します。
 ドラマの主題歌だったんですが、これが心地いい曲なんです!
 この曲、「NIGHT DANCER」の"imase" さんがプロデュースしてるんで、ますます K-POP か J-POP かなんて区分は曖昧になってます。
 いい曲に国境は関係ないんですよね。


LE SSERAFIM「ドレスコード」 




 新年があけましたが、あまりめでたくない状況もあって、こういう災害時は、何もできない無力さを感じてしまいます。
 何を言っても、気休めにもなりませんが、私は自分で出来ることをしながら、被災地の復興についてお祈りするのみなのです。


    今年も "note" の方はボチボチっとやってきますので、どうぞよろしくお願いします。


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