![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/43863773/rectangle_large_type_2_20aff406e5bf2c723797e26b68563400.jpg?width=1200)
大人の夜を感じさせたドナルド・フェイゲンの『ナイトフライ』(私的名盤)
My Masterpiece
サブスクの音楽サービスのおかげで、久しぶりに再会した「昔、はまった ”アルバム” 」を ”note” していきます。
今回、再会したのは
ドナルド・フェイゲンの『ナイトフライ』
アメリカ合衆国のミュージシャン。
クロスオーバーバンド「スティーリー・ダン」の中心メンバー。
A.O.R の名盤登場!
なんてったって、”A.O.R” !
”Adult-Oriented Rock”(アダルト・オリエンテッド・ロック)です。
中学生の頃、洋楽はロック系統が中心だった自分なのですが、邦楽では ”シティ・ポップ” や、”アーバン・ポップ” などと呼ばれていた都会的な曲に魅かれていました。
まあ、実はロック仲間に隠れて、洋楽の静かなやつ(エア・サプライやクリストファー・クロス)なんかも隠れて聴いていたのです。
そんな時代に出会ったのがこのアルバムでした。
誰の番組だったか思い出せないのですが、深夜ラジオの中で紹介されたんですよね~、すごいアルバムだって…
スティーリー・ダンの中心メンバーであるドナルド・フェイゲンが作り上げたこのアルバムは、ジャケットの雰囲気とともに、なんか ”大人” を感じさせてくれたんですよね~。
針を落とすと、♪~ン、チャチャ、ン、チャ♫ みたいな感じのレゲエ調で始まる1曲目の「I.G.Y」が印象的でカッコよかったのです。
表題作の「The Nightfly」も渋すぎる!
タイトルになっている「ナイトフライ」って、”蛾” のことなんですよね~。”ナイトフライト -night flight-” なら ”夜間飛行” なんですけど…
夜に舞う ”蛾” って、なんか今ひとつのタイトルにも思えるんですが、歌詞を見ると、この歌、ラジオのDJがリスナーに電話をかけてるやりとりの歌なんです。
そこに出てくるDJの名前が、レスター ”ザ・ナイトフライ”で、そこから採ってるんですよね。
そう思うと、アルバムジャケットともつながってくるし、このアルバム全体のコンセプトも見えてくるような感じですね。
”A.O.R” というと、スティーリー・ダンやTOTO、ボズ・スキャッグスなんかが思い浮かびますよね。
もちろん、70年代後半の ”A.O.R” の名盤たちは大好きなんですが、自分が聴いたのは10代の終わりから20代の頃で、リアルタイムでは聴いてないんですよね。
なので、自分にとっては、リアルタイムで聴いた、このドナルド・フェイゲンのアルバムが入り口だったのです。
この『ナイトフライ』を聴くと、中高の頃の深夜を思い出すんです。
「The Nightfly」2017.8.7
あまり観れない、生のドナルド・フェイゲン
(”A.O.R”については、別の機会に記事にしていきたいと思います。)
(私的”夜の名盤”)
♫