wayne shorter
2023年3月2日
wayne shorterさんが亡くなられたそうです。
1963年当時miles davisは新しい自己のクインテットのメンバーとしてherbie hancock、
ron carter、tony williamsがすでに加入して、
さらにart blakeyのグループに在席していたwayne shorterを欲しがっていました。
art blakeyはすでに人気があったwayne shorterを手放す気がありませんでしたが
milesは演奏しているジャズクラブに出向き自己のグループへの加入を露骨に要求したそうです。
Milesは1959年kind of blueを録音した時にbill evansを参加させました。
彼のblue in greenのような聴きてを引きずり込むような雰囲気や演奏の才能が必要だったと思います。モードに関しては私はよくわかりません。
wayne shorterも同じく、彼が作る不思議な曲、
不思議なメロディを奏でるソロ、
当時の主要なサックス奏者の演奏は皆個性がありましたが、彼の個性は特に突出していたと思います。
当時の最高のミュージシャンを集めたmiles davis quintetは演奏を重ねるたびに進化していき誰も到達出来ない領域に達しましたが、
カフェで聴くような音楽ではなく難解で、
あまりオススメはできません。
どうしても聴いてみたいなら、
miles smilesに収録されたfreedom jazz dance. footprints. gingerbreadboy
をヘッドホンで大音量で100回くらい聴くといいと思います。
当時まだ10代の天才ドラマーtony williamsの
他の奏者を強引に牽引し
圧倒的な存在感を持つドラムパフォーマンス。
herbie hancockの前衛的で鋭いタッチのピアノ。
この時完成されたmiles davis quintetが作り出す世界は恐ろしくて震えます。
wayne shorterの録音はカフェで聴いたことがありません。
比較的に聴きやすいアルバムは
SECOND GENESIS
(art blakeyのグループに所属していた頃の自身のリーダーアルバムでジャズの形式で演奏されています。この頃から独特の雰囲気があります。)
NATIVE DANCER
weather report在籍時の自身のリーダーアルバムで前編ソプラノサックスを使用しますが独特の雰囲気は健在です。)
jaco pastoriasのアルバムに参加した時のソロも名演の1つです。
マイルスが亡くなった時は複数の民放のニュースで紹介されましたが、今回は皆無でした。
tvkで朝放送されてるBBCニュースで少しだけ紹介されました。