靴修理店の始め方聞かれました。



新しく靴修理店を始めようとしてる知人からいろいろと質問がありましたのでお答えしました。


その知人は駅の近くの割とにぎやかな場所の物件をすでに契約していました。
彼のお店と違って私の店は徒歩7分で周りにはアパートなどが密集する場所で最初はお客さんが来なくてかなり長い間苦労しましたが、

それぞれのお店の特徴が違うので僕の考えが当てはまるかはわかりません。
もしかするとその知人のお店は割と早く認知されるかもしれません。

彼のお店の家賃は僕の4坪のお店の3倍の家賃なので少し高いかなというのが正直な感想ですが、当店と比べてにぎやかな場所なのでそれが今後の集客などにどう影響するのかはなんとも言えません。

彼が僕に相談した時にはすでに物件の契約を終えていたので物件に関しては助言していません。
おそらく僕がアドバイスする場合安い物件がいいと助言してくると分かっていたからだと思います。

実際、物件選びはお店が繁盛するかしないかの大きな要因になってくると思いますし、出資者の理想もあるでしょうから
僕の出資でない場合の出店での物件に関してのアドバイスはしないほうがいいかと思います。


靴修理店に必要なものは
靴修理用のグラインダー、工具、材料などです。材料以外は中古品でも支障ないですし、出来れば最初から資金を使いたくないので材料以外は低価格の中古品で始めたいのです。
資金が底をついたら借金をするかお店を辞めるかどちらかなので、資金が限られているなら出費はミニマムでスタートさせることをおすすめしました。

もしもお店を始めたい人が有名人だとか、有名な師匠から学んだとか、有名店で働いていたといった経歴を持っている場合はもしかしたら多めの資金を投入するのが有効なケースがあるかもしれません。


知人は高額なプレス機を購入するべきか悩んでいましたけどお店が軌道に乗ってからでも大丈夫だと思います。資金に余裕があれば購入してもいいかもしれません。


僕がお店を始める時は、もしお客さんが1人も来なかったらどれだけの期間自分の貯金が持ちこたえるかを計算しました。それくらい低空飛行を想定しての開店だったかとおもいます。
自分が好きに使える工場を持ちたいという感覚だったことを覚えています。
道楽に近いです。

案の定僕がお店を始めた頃はずっと仕事が無く暇な状況で毎月10万、20万というペースで貯金が無くなっていって
貯金はかなり余裕を持って出店していましたがかなり不安になって気分が落ち込みました。
「みんな働いてるのに自分は何もしないで何やってるんだろう」と元同僚に言っていたのを覚えています。


合鍵のキーマシンに関しては中古品でもいいのですがメンテナンスをしっかりされたものの購入をおすすめします。リサイクルショップなどでたまたま売られてたものなどはカッターの刃が古かったりガイドの調整がされてなく、作った鍵が微妙に合わないことがあります。
そうすると「この店で作った鍵は開きにくい」という印象を与えてしまいます。

キーマシンに関しては専門の業者さんから購入するべきだと思います。


合鍵のブランクの注文に関してはメーカーに電話をして登録してもらうことになります。
当店は2社の登録がありますが鍵の注文方法はどちらもFAX注文です。
できれば電話契約をしたくありませんが合鍵の注文時のFAX使用のために電話契約が必要です。もしくはコンビニでFAXが可能です。
固定電話は無駄な電話がよくかかってきます。電気や電気代の契約の委託会社の権利争奪でよく電話がかかってきます。
最近ではスマホ決済の契約のことで、もうすでに契約しているのに何度もかかってきます。
1000円以下のSIMカードでIP電話を無料か少額で契約すれば電話は出来ます。
メールやSNSもあります。
最近では03から始まる番号をスマホで使えるサービスかあるそうです。
おそらく数年後には材料屋さんへの注文方法がFAXからネット上の注文に変わっていくでしょうから、もう少しの辛抱ですね。

靴の材料店はネットで検索すれば出てきますし登録もネット上で出来るようです。
もしくは材料を購入出来るかメールで質問してもいいかと思います。
僕がお店を始めようとした時には
ある材料屋さんから登録を一度断られました。
その時はまだ実店舗が無かったですし、おそらく転売をされるのではという心配があったのかもしれません。

チェーン店で社員として働いていた方はどこで材料を買えばいいのかわからないかもしれませんがその点では大丈夫かと思います。


他に気づいたことがありましたらまた投稿します。

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