メンタルがおかしいので、病院に駆け込む ~とあるOLの乳がん日記【64】
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薬を飲んだ影響か、明らかに自分の様子がおかしくなったけれど、日の光を浴びて少し元気になってきたので、朝食を食べて会社に行く準備をしていたら、また胸が詰まるような感じがして苦しくなってきた。
なのでまた、日の光を浴びに行ったら、少しずつ元に戻ってきたので、太陽ってすごいなと思った。
父親が車で駅まで送ってくれるというので、お言葉に甘えて車に乗り込んで、その間もなるべく太陽を浴びていた。
駅に着いて電車に乗ってからも、駅に到着するごとに降りて、日の光にあたるようにして、そんなことをしているうちに治るだろうと思った。
でも会社に着いて、いつもどおり仕事をしようとしても、やっぱりおかしくなってきて、胸が苦しくなって、ついにはどうにもならなくなった。
やっぱり薬を飲んだことがきっかけで、こうなったんだろうかと思って、どうしようと悩んだあと、病院に行きたいと思った。
でも、予約もしていないし、きっと今日は私を診てくれた先生じゃないので、無理だろうかと思ったけれど、動悸と胸が詰まる感じと、頭がすーすーして不安で押しつぶされそうだったので、とりあえず病院に電話した。
案の定、私を診てくれた先生はお休みだったけれど、私はこの際誰でもいいので、とにかく診てもらえないかと頼み込んで、なんとかOKをもらった。
自席に戻って、後輩の子たちに病院に行く旨を伝えたけど、病院までは電車と歩きで40分以上かかるので、無事たどり着けるのかが不安だった。
そうしたら、後輩の子がタクシーで行ったほうがいいと言って、どれくらいお金がかかるかわからなかったので、ちょっと怯んだけれど、でも仕方ないと思って、タクシーで行くことにした。
後輩の子たちは私の具合が悪そうだということで、お昼休憩にも行くのでと言って、一緒に付き添ってくれた。
1人が私の様子を窺いながら、1人が会社の前でタクシーを呼んでくれて、見送ってくれたので、良い子たちだなと思った。
タクシーに乗り込んで、病院の名前を告げると運転手さんはすぐにわかったようですぐさまタクシーが出発した。
どれくらいで着きますか、と聞いたら20~30分で着きますよと言うので少しほっとして目を閉じた。
その間太陽が窓から注ぎ込んでいたので、少しだけ気分がよくなったけど、何か自分に異常事態が起きているのが明らかだったので、今日の診察で原因がわかって、なんとかなるといいなと思った。