折りたたみ自転車 DAHON K3
2020年10月、沖縄旅行に行くことにしました。
沖縄本島から高速船で50分ほど離れた離島の阿嘉島というところに行ったのですが、非常に小さな島で観光であれば自動車なんて必要ありません。
徒歩のみでも良いくらいですが自転車があると便利。レンタル自転車のサービスもありましたがせっかくなので自分の自転車を持っていくことにしました。
と言っても、そのときに持っていた自転車は10年以上前に4万円くらいで購入した折りたたみ自転車。
あまりの重さにほぼ折りたたんだことがなく、これを担いで行く気にはならなかったので新たに折りたたみ自転車を購入することにしました。
最終候補の2車種
できるだけ安く・コンパクトになり、できればそれなりに走れる折りたたみ自転車となると選択肢は自ずと絞られます。
そのときに選択肢として残ったのがこの二つ。
・Tern - Verge N8
・DAHON - K3
TernはDAHONの創業者の息子が2011年に立ち上げたメーカーです。
そのTernのVerge N8は日本人の体格に合わせて作られた自転車で、ヘッドチューブからドロップエンドまでの流れるような曲線が美しい。それに20×1.35のタイヤに外装8段という走りに拘った仕様。
11kgという軽さで税込み9万円ちょい、そりゃ売れるわけです。
ですが、私はK3を購入しました。その訳は、
・近隣ショップにVerge N8の在庫がなかった。
・スピードより輪行のしやすさを重視した。
この2つです。
14インチに外装3段なので走りには期待できそうにないものの、重量は驚きの7.8kg!!
税込み91,800円とVerge N8とほぼ同等なので、走りのVerge N8に対して輪行のK3といった感じでしょうか。
いつもなら迷わずVerge N8を購入していたと思います。例えショップが遠方でも欲しいと思ったら必ず入手するのが私。
ただ、今回ばかりはK3の輪行に特化した部分に強く惹かれました。
DAHON K3とは
このペースで記事を書くと、あまりに長文になりそうなのでここからは完結にまとめます。
K3のメリット
・とにかく軽い
本当に持ち運びが楽なので輪行が苦になりません。片手でひょいと持ち上げられるのでクルマに積み込むのも、階段を使った上り下りも楽にできます。
・とにかくコンパクト
折りたためばかなりコンパクトになるので輪行で足元に置いててもさほど邪魔になりませんし、シート最後尾の後ろのスペースが空いてなくても心配いりません。
・意外に走る
購入前、K3には走りを期待するのは間違い。徒歩より楽に移動できる手段として割り切るべき。とまで考えていましたが良い意味で心底裏切られました。
しっかり走れます!
K3のデメリット
・段差などに激弱
14インチという極小サイズなので普通の折りたたみ自転車以上に段差には気をつける必要があります。
あと、ちょっとした砂が溜まった場所でも埋まって足を取られます。
小径車で気をつけるべき当たり前のことがデメリットなので、K3特有のものではありませんね。
K3に乗るようになって
DAHON K3にはサイコンを付けていません。
私の中でずっと走ることに集中したサイクリングがしんどかったんです。どうしてもケイデンスやスピードなどを気にしながら走ってしまうので周りの景色を楽しむというより自転車を漕ぐことを楽しむという方向に流れてしまっていました。
サイコン無しが楽しいです。
もちろんK3に乗っていても速く・遠くに走りたいと思ってしまうことはありますが、K3の特性を考えるとできることは限られているので「ま、のんびり行くか」ってなるんですよね。
K3でやるべきことではないとわかっていたんですが、K3で四国一周にチャレンジしました。K3は走る自転車じゃないけど、やろうと思えばこんなこともできるんだぞ!ということを証明したかっただけなんですけどね。
興味があればぜひご覧ください!
K3で1日100km弱走ろうと思うとなかなか大変だったんですが、K3だったからこそちょっとした地形の変化などが身体にダイレクトに伝わってきて本当に楽しい旅でした。
これを機に輪行の深みにハマッてしまいつつあります。
最後に
K3を人におすすめするかどうかと問われたら・・・
めちゃくちゃオススメします!
輪行旅行も楽しめるのはもちろんのこと、クルマで旅行に行くときもK3を積み込んでおけば、旅先をポタリングできるので楽しみの幅が広がること請け合いです。