”一人経営整体院”を成功させるために必要な”論理的思考と単価の考え方”
こんにちは。
整体院ひとり経営専門!売上アップアドバイザーの高橋です。
埼玉県久喜市鷲宮でスモールジム&整体「身体改善サロン ペインフリー」というお店を経営しています。
今日のテーマは「”一人経営整体院”を成功させるために必要な”論理的思考と単価の考え方”」です。
※本noteは毎週金曜日発行となります
いや〜暑いですね。。(^_^;)
まさか6月で35℃を超えてくるとは、、と感じている方が多いと思います。
今年は猛暑になりそうですので、暑さ対策を忘れずに行っていきましょう。
さて、そんな今回は「論理的思考と単価の考え方」について記していきます。
・「根性論」と「論理的思考」
前職時代(雇われ店長時代)の話で恐縮ですが、前職時代は、
「根性論」
を振りかざす上司ばかりしかいない職場でした。
前職時代は本社から出される売上目標たるものがありまして。。
どのように算出しているのかを上司に尋ねると、、
「ベッドが6台あって、5人体制だから1日30名目標」
「30人×30日=900名」
「900名×単価5000円=4500000円」
「毎月450万円の売り上げが目標だ!これなら前年比より高いから根性で達成するぞ!」
てな感じでした。。笑
この考え方には何の論理もありません。
なぜベッドが6台あって5人体制なら30名お客様が来るのか?
なぜ30日間営業したら毎日30名お客様が来るのか?
そもそもなぜ前年比より高い数字にしなければいけないのか?
これらすべてに「論理的」に答えられる必要があります。
論理的に考えると以下のようになります。
「なぜベッドが6台あって5人体制なら30名お客様が来るのか?」
→ベッドがあるからお客様がご来店されるわけではなく、「見込み客」が「~人」いるからそのうちの「~%」の方がご来店されます。
「なぜ30日間営業したら毎日30名お客様が来るのか?」
→毎日30名お客さまが来るわけなく、「ピッチ率」に応じて上下動します。
「そもそもなぜ前年比より高い数字にしなければいけないのか?」
→そもそも前年比より高くなるためには「マーケットサイズが拡大する」か「シェアを拡大する」しかありません。それが出来ないのであれば「前年比」より高い数字は望めないでしょう。
といった感じでしょうか。
これは極端な例ですが、似たような経験をされている方も多いのではないかと思います。
こういう理不尽な目標を追いかけさせられることほど無駄でストレスなことはないと思います。
「一人経営」であればこうした理不尽な目標を設定する必要はなく、しっかりと論理的に自分で考えたもので仕事をしていくことが出来ます。
そのためにも「論理的思考」が必要ということですね。
・「疲弊モデル」とは!?
経営をしていく上で重要な要素の一つに、、
「ビジネスモデル」
というのがあります。
「ビジネスモデル」とは、、
企業が利益を出すための仕組み
のことです。
これがしっかりとしているところと、ふわっとしているところでは「雲泥の差」ですね。。
このビジネスモデルの中で知っておきたいのが、
「疲弊モデル」
です。
「疲弊モデル」とは顧客が増えれば増えるほど、商品が売れれば売れるほど「疲弊」するモデルです。
このモデルは周りを見渡してみると意外と多いモデルです。
自身が経営している「整体サロン」も「疲弊モデル」です。
なので、そこをどう捉えるのか、どうやって他のモデルと組み合わせるのか、などが大きな課題となってくるわけです。
「整体業」を例に挙げると「疲弊モデル」がわかりやすくなります。
例えば、60分コース4000円で施術をしている整体院があったとします。
この整体院に毎月100名の方がいらっしゃるとした場合、
「4000円×100名(100施術)=400000円」
という売り上げが立ちます。
これでは足りないとして、お客様を150名まで増やしたとします。
そうなると、、
「4000円×150名(150施術)=600000円」
となります。
この時に売り上げは「+200000円」になりますが、
労働時間も「+50時間」になります。
つまり、「売上」が増えれば増えるほど、「労働時間」も増えて「疲弊する」モデルということです。
さらに、このモデルの場合、売り上げの上限も「労働時間×単価」で決まっています。
なので、そこを理解した上でやるべきモデルということですね。
・価値反映方式で単価を上げる!?
ここ数年の感染症騒動で一つのトレンドとなったのが、
「スケールよりもスモール」
だったと思います。
つまり、拡大志向よりも適切なサイズにダウンサイズすること(規模を小さくする)がトレンドだったということですね。
「規模を小さくする」=「売り上げの上限が下がる」
ことを意味します。
「売り上げの上限が下がる」にも関わらず「固定費や人件費はそのまま」となると、利益は悪化するのみですね。
売り上げは、
「お客様の数(実質)」×「ご利用頻度」×「単価」
で決まります。
「規模を小さくする」となると、この中で変えることができるのは「単価」のみです。
昨今の相次ぐ「値上げ」は単に材料費の高騰や電気代などの高騰どけではなく、上記のような事情があってのこととも考えられます。
本来、単価を上げるには「価値反映方式」が最も適していると言われています。
これは以下の公式に当てはめるとわかりやすいと思います。
①価値が上がる × 値上げ = 利用者数が横ばいor増える → 売上が増える
②価値が変わらない × 値上げ = 入場者数が減る → 売上が横ばいor若干減る
③価値が下がる × 値上げ =入場者数が大幅に減る → 売上が下がる
①が理想の値上げの公式ですが、②や③が当てはまってしまうと単価は上がったものの全体の売上は下がってしまうわけですね。
値上げに対して、消費者がそこまで価値が上がっているとは感じなければ②③になってしまいます。
間違っても「課税事業になるから10%値上げする」と言った愚策を考えているようでは、お客様のことではなく自分のことだけしか考えていない自分勝手な経営者だと思われてしまっても仕方がないと思います。
まずは価値を上げて、それに見合った価格に変更するというステップが必要ということですね。
・まとめ
今回は「”一人経営整体院”を成功させるために必要な”論理的思考と単価の考え方”」について記していきました。
あくまで一つの考え方として捉えて頂けると幸いです。
「論理的思考」「疲弊モデル」「価値反映方式」などは是非とも押さえておきたいポイントですね。
何かの参考になっていれば嬉しく思います。
最後までお読みいただきありがとうございましたm(_ _)m
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