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”一人経営整体院”と”イノベーション”について考える

こんにちは。

整体院ひとり経営専門!売上アップアドバイザーの高橋です。

埼玉県久喜市鷲宮でスモールジム&整体「身体改善サロン ペインフリー」というお店を経営しています。

今日のテーマは「”一人経営整体院”と”イノベーション”について考える」です。
※本noteは毎週金曜日発行となります

少しずつ秋っぽい気温に変わってきましたね。。(^^)

雨が多いのが難点ですが、このまま「食欲の秋」「スポーツの秋」といった過ごしやすい季節に変わっていくと思うと気持ちが少し楽になります。

日本特有の四季が織りなす気持ちの抑揚をうまく楽しみながら乗りこなしていきたいですね。

さて、そんな今回は「”一人経営整体院”と”イノベーション”」について記していきます。

・イノベーションの一例


「自動車産業」に大きなイノベーションが起こると言われてから結構な年月が経とうとしています。

ざっと羅列しますと、、

・カーシェアの流行によって「所有」から「利用」へ価値観が変わってきている

・自動運転車の開発が進み、いよいよ現実的になってきている

・ガソリン車ではなく電気自動車へのシフトも加速している

などなどですね。

これによって多くの自動車関連の仕事が大きく変わります。

カーシェアが今のペースで流行し続けると自動車の保有台数は3分の1になると言われていますし、自動車運転車に切り替わると「運転手」という仕事がなくなりますし、そもそも「自動車免許」という概念もなくなるかもしれません。

さらに、電気自動車に切り替わるとガソリン車よりも少ない部品で作ることができる上に、ガソリンが要らなくなりますね。

「自動車産業」事態が人間の最大の発明と呼ばれているくらいですので、オセロのごとく急に色目が変わることが起こりうるということです。

今やっている仕事が丸ごとなくなってしまうくらいのことが平気で起こることを考えると、自身の業界を含めた動きは知っておく必要があると思う次第です。

・整体業界のイノベーションとは!?


こうしたイノベーションの可能性はどの業界でも考えられます。

整体業界でもAI化が水面下で進んでいると言われています。

自分はスモールジム&整体院を経営しているのですが、人間の手を再現したマッサージマシンの開発が、某大学と企業が提携して進められていることなどが良い例ですね。

これが本格的に進んで一般家庭にまで普及するレベルになると、われわれの仕事は激減することが予想されます。

要はマッサージをしてもらうだけなら家で機械にやってもらった方が良い、という新たな価値観に切り変わっていくわけですね。

こうなると大きくやっている会社であればあるほど対応が難しくなります。

需要の激減による人員削減や反対にマッサージロボの導入などが必要になってきたりするかもしれません。

しかし、「一人経営」のように小さくやっているとむしろピンチがチャンスに変わったりします。

そもそも「人」としての価値、情緒的な価値で選んで頂いているので、AIなどの機能的な価値が高いものが登場したところで、選ばれなくなるリスクは低いですし、反対にマッサージロボを導入することのメリットを受けやすいのも「小さくやっている側」ですので。

AI化などのイノベーションへの対応を考えても、「一人経営」に限らず小さくやっていくことは有効だということですね。

・フェーズを捉えることの重要性!?


このイノベーションを考える上でもう一つ押さえておきたいのが、、

「フェーズ」

です。

産業には4段階のフェーズがあると言われています。

「第1フェーズ」でサービスや商品が誕生し、

「第2フェーズ」で類似したサービスや商品が出揃います。

「第3フェーズ」で価格競争になり、

「第4フェーズ」で価値競争になる、

という流れですね。

自身がやっているビジネスがどのフェーズにいるのかを捉えることが重要だと考えます。

基本的に「第1~第3フェーズ」までは大きい方が有利です。

「第1~第3フェーズ」までは認知度を高めるために大きくしていく必要がありますし、価格競争になるとある程度の人数を雇う必要に迫られます。

そうなると「大きい方が有利」になるわけですね。

しかし「第4フェーズ」であれば小さくても大いに戦えます。

価値競争であれば「人」で勝負ができるため「小さい方が有利」になる場合が出てくるからですね。

フェーズを捉えた上で必要な戦略を練っていくことが大事だと思います。

これを整体業界に当てはめると以下のようになります。

「第1フェーズ」

→大正時代に「整体」という手技療法が誕生する

「第2フェーズ」

→昭和時代にさまざまなタイプの「整体」に類似した手技療法が乱立する

「第3フェーズ」

→平成時代に入り、徐々に価格競争が激化し始め「2980円サロン」などが増加し、技術の未熟者による施術の増加による健康被害が拡大する

「第4フェーズ」

→平成後期には「価格競争」が治まり、徐々に「価値競争」による差別化された店が増え始める

といった感じですね。

成熟した業界なのか、まだフェーズの途中なのかを把握するだけでもやるべきことが変わってきます。

一度確認してみると良いと思います。

・まとめ


今回は「”一人経営整体院”と”イノベーション”について考える」という記事を記しました。

いろんな方向から自身のビジネスを眺めることで全体像や輪郭を何となく捉えることができると思います。

一部分だけを凝視するのではなく、全体を俯瞰してみることで進むべき道が明確になることはよくあることです。

これを自身の業界だけでなく他業態を含めて把握できると視野が大きく広がると思いますので、幅広い知識を有することは必要な努力の一つですね。

「see → think →plan →do」のサイクルからも、まずは「see」が大事なことがわかります。

この「see」を高い精度で行うことができればその後に練っていく計画も骨太になっていきますので、今後もこのサイクルは重要視していこうと思います。

今回の内容がなにかの役に立てていれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございましたm(_ _)m

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