今までの僕が作った大N決勝作品を振り返る②

前回の続きです。

今回は第41回大会決勝に進出した4作品について振り返ります。

作品に関しては、アップロードされ次第リンクを張ります。


ウェディングの霹靂(41回大会・音声CM・優勝)


ぼくがこれを作ったきっかけとかはほぼインタビュー通りで、世の中が結婚・出産を甘く考えすぎていると思ったから。

ただ、どうしても僕はこの作品に引っ掛かるところがあって。

まず、あの作品で悪いのはどう考えても「新郎」なのに、最後のセリフ「こんな結婚したい気持ち、湧きますか?」やらきっかけやらメッセージやらは新郎と新婦をどちらも責めていると言われても仕方ないような感じになっているところ。

あと、シンプルに結婚に対する解像度の低さが見えるところ。セリフがとにかく薄いなぁと思ってしまいます。

今回、音声CMは4作品提出し、そのなかで2番目ぐらいに制作していますが、4作品制作時点で「このままでは優勝できない!」と2作品追加で作りました。その2作品は予選で落ちたわけですが。

ということで、個人的には演技力で優勝を持ってきてくれたなと思っていて、そこは演者の方々に感謝しかありません。

加(減)速演出に関しては、むかしから好きで、「忘れちゃった!」(高N66・札幌平岸・ラジドラ)のBGM減速演出を聞いた時からやりたくてしょうがなかったです。ただ、うまくはまるときがあまりなくて、今回は効果的に使えたのかなと思っています。

音声CM2連覇は(全国大会化した18回大会以降の)大学Nコン史上初めてのことだそう。映像CMはいまだに連覇がいないので、CM部門通じても初です。
このことは素直に光栄だと思っているし、うれしいです。
これからも民間のCMコピーコンテストとかは出るつもりです。

これがホントのカーラジオ?車2台のエンジン全開RADIO!(41回大会・ラジオ番組・奨励賞)


タイトルが長い。
これは歴代決勝作品でも2番目の長さだそうです。

さて、インタビューでも話しましたが、LIVE部門「ラッコとヤンバルクイナの絶滅したくないないラジオ」からある意味インスピレーションを受けた作品。とはいえ、中身は全然違います。

実は、要項にはラジオ番組にLIVE部門を事実上吸収させるような要項の変更が行われています。

37回大会
38回大会 制作例に"ラジオ"という表現が追加されています

普段から鉄道・自動車好きとして、高齢者の運転と廃線問題は表裏一体の問題だと思っていましたが、交通が困難な地に住む人々の話を聞くとそれがより浮き彫りに。
それが大きく反映できたという意味で、決勝で流す価値は相当にあったと思います。
(ただ、来年以降こういう作品が増えてほしいとは思ってない。やるなら別部門でやってほしい。)

あと、MCスポーツカー役の人が上手すぎる。

4:3の枠が映す画(41回大会・映像CM・第3位)


お気に入り作品の一つ。

実はブラウン管は去年の映像CM制作で使おうと思っていて、結局ちょっと使ったんだけど、提出はできなかった不遇の小道具。
メルカリで1000円強でした。電源はつきません。

1カットでシンプルに表現するというのは、昔から挑戦したかったことの一つで、「彼女ほしいなぁ・・・」(39回大会・映像CM・予選落ち)で初めて取り入れたやり方でもあります。あの時は表現としては成功しましたが、ネタ作品だったので当然落ちました。

どうでもいいんですけど、「4:3」が含む意味をどれだけの人がわかってるんだろうとは思わなくはないですね。メディアにつとめている方ならわかって当然だと思いますが。一応説明するとアナログの画面比です。

はい!イモニ~(41回大会・映像番組・優勝)


二冠です。びっくり。

色々な方に協力をいただき、迷惑をかけるわけにはいかないので、細かい裏話はしないでおきますが、ほんとうにいろいろな方々に協力していただきました。ありがとうございました。

しかし、かなり労力を要した作品でもあるので、決勝で流すことができたこと、優勝をいただいたこと、ほんとによかったと思います。

なので、皆さん芋煮会してくださいね。


まとめ


今までの戦績を振り返ります。

1位:3作品
2位:2作品
3位:1作品
奨励賞:4作品
準決勝落ち:2作品
予選落ち:21作品

でした。

大学生生活を誰よりも大学Nコンに賭けてきた自信が持てる4年間だったなと思っています。
皆さん本当にありがとうございました。

これからも大学Nコン視聴勢として追いかけていくつもりです。




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