妊活の終わりと妊娠の始まり
私たちは34歳同士の親友のような平凡な夫婦。
30歳で結婚をし、4年間子宝に恵まれず、
1年間の漢方生活と、1年間の不妊治療を経て、
先日ついに、初めての陽性反応。
そこからのお話です。
ケンカ中の妊娠検査薬
私たちは、普段ケンカもせず仲が良いのだけど、この時はちょっとした事が原因で、数日間ろくに会話もせず、コミュニケーションを取らずに過ごしていた。
(いやもしかしたら私が勝手にプリプリしていただけかも知れないけれど)
そんな家庭状況の中、生理が遅れていた。
予定日から、1日、2日…どんどん遅れていく。
でもその事もなんとなく主人には話せずに、数日経過。
いつもなら遅れても3日~5日目位には生理がきて、やっぱりダメだったか、とガックリするのがお決まりパターンだったのに、
生理予定日から6日経過しても来る気配は無く、(ケンカのストレスのせい?)なんて思いつつも、私は気になって仕方がなかったのでフライングで検査する事にした。
手元の妊娠検査薬は2本。今日検査してみて陰性ならまた明日もう1本試そう。割とそんな気持ちで望んだ検査薬。
そして数分もかからぬ内に、陽性反応!
初めて見る陽性反応!!
まさかまさか。でも何度見ても陽性の2本線。
長年待ってようやく見れた線も、涙で滲んで
しばらく独りで号泣していました。
私には見られないと思っていた2本線がなんだか信じられなくて、その後、居てもたってもいられず、仕事中の主人へ電話。
職場で報告を受けた主人は至って冷静に、
「え!そうなの!良かったねぇ」なんてことを言っていた。
証拠の写真付きで
「これって絶対陽性だよね?」
とLINEを送ったところ、
「絶対に絶対にだよね?!
わかりました。たくさん努力したからだね。ありがとう。」
と直ぐに返事を貰いました。(ドライじゃない?笑)
後から考えると、、、
私の妊娠報告の理想のシュチュエーションとしては、夫婦が揃っている時に一緒に検査して、2人で喜びを味わう、とか。
帰宅した主人に陽性の検査薬をサプライズで見せる
とか、なんかこう、「幸せ絶頂!」みたいな時にやりたかったなぁ。と少し後悔。
まさかこんな時にケンカなんてしてるもんだから、理想とは違う妊娠報告となってしまいました。笑
初めての検診
いつも、不妊治療で通ってた病院では、
「生理が来たら次の予約を取ってください」と言われていたので、
「陽性になったら次いつ受診すればいいの?!」と初めてのパターンに動揺しつつ、電話で確認した後、翌日病院へ行くことに。
いつも通り内診台へ上がり、先生の第一声をドキドキしながら待っていると、
「正常に妊娠してるね!」とエコー画面を見ながら説明してくれました。
8ミリほどの胎嚢と呼ばれる小さな赤ちゃんの部屋のようなものが見えた。
その小さな黒い影が、とても嬉しかった。
待ち望んでいた瞬間が突如訪れて、私は顔を真っ赤にして喜んでいたに違いない。
心配していた子宮外妊娠もなかった。
不妊治療からお世話になっている、サバサバしている女医の先生が、何度も「おめでとうございます」と言ってくれたこと、ピースサインで「良かったね」と見送ってくれたことが、とても嬉しく、スキップしながら診察室を後にしていたと思う。
次の診察は2週間後、先はまだ長い。
つづく
初めての記事を読んでくださった方、ありがとうございました、
※不妊治療の話はまたいつか気が向いたら記録を残そうと思います。