溢れでたもの

自己嫌悪に押しつぶされる日

どうしてあんな事を言ってしまったのだろう

言わずにはいられなかった

正当化するべき理由は幾つもあるけど
私に非がある理由も幾つもある

感情をいくら押し殺したって
あの瞬間の私にはそれしかできなかった

吐き捨ててしまった言葉は
間違いなく相手を傷つけてしまった

それだけは確実な事実

後からいくらフォローしたって
理由を伝えたって
言葉で傷ついてしまった心は
簡単には癒えない

そんなことわかってるのに

わかってたのに

言わずにはいられなかった

「ごめんね」

たった4文字の言葉で
癒えるはずもない彼の傷の痛みを拭う

謝るくらいなら
最初から言わなければよかった

相手を傷つける言葉は諸刃の剣
吐き捨てた言葉は自分の心も傷つけた

でもきっとこの痛みの何十倍も
痛くて苦しい思いをさせてしまった

言葉に心をえぐられる事の痛みを
誰よりも知っていたはずなのに

どうして傷つけあってしまったのだろう

あなたの事が大切で愛しくて仕方がないのに