【lifestyle】ひっかかり
ユーモアのある名前に惹かれてしまう
例えば『Mr.Children』
“Mr.”は紳士的な大人男性につけるものだが
“Children”は子どもたち
要約すると恐らく
子ども心を持った大人たち
もしくは
大人びた子ども達
あたりが何となくイメージされる
この多様な解釈を許すゆるさと遊び心と、ちょっと知的な感じが絶妙である
私はヒット曲などでも、メロディーよりもどちらかと言うと歌詞に興味が湧いてしまう
例えばだが、昔ヒットした浜崎あゆみの『seasons』のサビの歌詞
♪
今日がとても楽しいと
明日もきっと楽しくて
そんな日々が続いてく
そう思っていたあの頃
当たり前過ぎて深みも何もないところに驚いてしまうが、130万枚以上も売り上げたシングル曲だ!
そのどうでもいい歌詞に世間が共感したのかは分からないが、何か人の心に響くにはちょっとした『ひっかかり』が必要なのではないだろうか…
ブックオフで100円均一の小説の中に村上春樹がいるような『ひっかかり』かもしれない
飛び抜けているのか
逆な掘り下げ過ぎているのか
本来逆の意味のものを組み合わせてみたり
同じことをワザと繰り返してみたり
だいぶ前に流行った『俺のフレンチ』シリーズのレストランもひっかかりを感じてしまう
大体『俺の』って誰の?ってなるからね
会社名とかグループ名をつけるとき、ちょっとした『ひっかかり』があると名刺交換したときに”なぜ?”と思われて、そこから会話が生まれやすくなることもある
そんなユーモア溢れるネーミングを考えているところである