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Dify × Bubbleが、なぜ最強なのか
先日Xにて、ノーコードBubbleを使ってDifyアプリを簡単に爆速でWebサービス化できるテンプレートを配布する企画をやったのですが、
かなりの反響がありました。
Difyで構築したAIアプリを爆速でWebサービスにできるノーコードBubbleのテンプレートを作ったのですが、欲しい方いますか?
— スモビジ開発ラボ (@yoshio_nocode) February 11, 2025
2/16(日) 22:00までに、
いいねとリプライで「dify」といただいた方に無料で配布します! pic.twitter.com/xzSdbRwU5w
ただ、以下のような疑問点を複数名からいただきました。
なぜ、DifyとBubbleの両方を使って構築する必要があるのか、Bubbleだけじゃダメなのか。
そもそもDifyとBubbleで出来ることの違いとは何か、どちらも出来る必要があるのか
今回のnoteではこのような疑問を解消すべく、
DifyとBubbleそれぞれの得意領域と相性の良さについて解説していきます。
ノーコードでAIプロダクトを立ち上げたい経営者の方はぜひ最後までご覧ください。
1. DifyとBubbleの特徴&得意分野
まずはDifyとBubbleがそれぞれどんなツールか、その基本的な違いを見てみましょう。
Difyについて
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大規模言語モデル(GPT-4など)を活用したAIアプリ開発に特化したノーコードツール。専門的なプログラミング知識がなくてもチャットボットなど「高度なAI機能」を持つアプリを素早く構築できます。
この「高度なAI機能」というのが重要で、例えば以下のような本来エンジニアが頑張って作るものを簡単に作れる、というのがDifyの良いところ。
高度なAI機能というのは例えば、
・大量のドキュメントを読み込ませてそれを元にAIに回答させる
・ブラウザの検索結果から該当部分だけを抜き出してAIに回答させる
などです。
BubbleでもAPI連携機能を使って、ChatGPTのAPIを利用することはできますが、Bubble単体では『高度なAI機能』を作るのは難しいです。
Bubbleについて
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ノーコードでWebアプリを開発できる汎用ツールです。ドラッグ&ドロップ中心の直感的なエディタで「UIをデザイン」したり、「ワークフローを設定」したりできます。「データベースとの連携」や外部APIの活用も簡単なので、かなり柔軟にWebサービス全体を構築可能です
「UIをデザイン」、「ワークフローを設定」、「データベースとの連携」
要は、BubbleはWebアプリ全般の構築が得意なのです。
通常、Difyはアプリを利用するには公式から提供されている画面から利用する他なく、オリジナルの画面を作ってそこで利用するみたいなことはできないです。
まとめ
Difyは高度なAI機能、Bubbleは見た目や操作、データベースの保存の部分が得意ということです。
2. なぜ相性抜群なのか?
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DifyとBubbleを組み合わせると最強な理由を見ていきます。
DifyのAI機能をAPI化してBubbleで『拡張する』
Difyで作ったアプリはAPIとして公開できます。Bubbleには標準で簡単にAPI連携できる機能があり、外部のサービスと簡単に連携可能です。
Dify単体ではAIアプリ以外の汎用的な開発には向きませんが、
汎用的なWebアプリ開発が得意なBubbleにDifyアプリを組み込むことで、『拡張性』を手に入れることができます。
ここで言う『拡張』とは以下の通り。
・UI、UXを自由に構築できる
・決済機能や会員登録機能など、何の機能でも追加開発できる
例えば、Difyで大量のマニュアルを読み込ませた面接対策のチャットボットを作ったとして、以下のような拡張ができます。
API経由でWebサービス画面上からDifyアプリを呼び出せるようにする
(「回答を生成」ボタンを押したら結果がポップアップで出てくる、みたいな)ユーザーが5回以上Difyアプリを呼び出すと、有料登録のポップアップを出し月500円のサブスク登録したユーザーだけ続きを利用できる
あくまで例ですが、要はなんでも作れるよってことです。
完全ノーコードでAIプロダクトを爆速開発
両方ともコード不要のツールなので、組み合わせればアイデア次第ですぐにAI搭載プロダクトを作れるのが強みです。
例えばDify上でチャットボットのロジックを設定し、そのAPIをBubbleに繋ぎ込むだけで、短期間でそれっぽいWebアプリが完成します。
通常、AI機能をゼロから実装しようとするとかなり大変ですが、この組み合わせなら複雑な実装を意識せずに開発できます。
3. Dify × Bubbleのテンプレートの魅力
Difyで構築したAIアプリを爆速でWebサービスにできるノーコードBubbleのテンプレートを作ったのですが、欲しい方いますか?
— スモビジ開発ラボ (@yoshio_nocode) February 11, 2025
2/16(日) 22:00までに、
いいねとリプライで「dify」といただいた方に無料で配布します! pic.twitter.com/xzSdbRwU5w
僕が作ったBubbleテンプレートでは、Bubble側の面倒な設定を終わらせており、かつ画面の構築は完了済みなので手軽にAIアプリをWebサービス化できます。(無料での受け取りは2025年2月16日までの予定です)
こんなものが数分で作れます。
続々とDify × BubbleでWebサービスを作った報告が入ってきてます。
— スモビジ開発ラボ (@yoshio_nocode) February 14, 2025
・デザインも自由に設計可能
・決済機能や会員登録機能の拡張も可能
・Difyアプリの中身も好きな仕様に
自信作のテンプレートです。 https://t.co/6qjVlwEgFD pic.twitter.com/6FDK2qtkid
クリック操作だけでAI搭載のWebサービスが完成してしまいます。
4. まとめ
最後に今回のポイントを整理します。DifyとBubbleを組み合わせることは、ノーコードでAI搭載アプリを作りたい人にとって現状最強の手段です。
DifyがAI機能の実装を劇的に簡単にし、Bubbleがアプリ全体の構築を柔軟にサポートしてくれるため、初心者でもアイデア次第で本格的なAIプロダクトを短期間で立ち上げることができます。
テンプレートを活用すれば、面倒な設定も最小限で済み、初心者でも驚くほどのスピードでWebサービス化が可能です。
プログラミング経験がなくても、「AI×ノーコード」でここまでできる時代になっています。
ぜひDifyとBubbleを組み合わせでプロダクトを作ってみてください。
もし「こんなの作れたよ!」というのがあればご報告くれると嬉しいです!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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