〖本紹介〗未来のだるまちゃんへ
こんばんは。17回目の投稿です。
3月末に実家に帰省したのですが、実家にはたくさんの本があって。
小さい頃は、母が絵本を読み聞かせてくれていたので、絵本が山ほどあるのです。
この本好きだったな〜、あの本何回も読んでもらったな〜なんて思いながら読み返していました。
仙台に戻ってきて本屋に立ち寄ると、文庫本のコーナーに「かこさとし」の名前が⋯!
そして、本の表紙には見覚えのあるだるまのお顔が⋯!
そう!今回紹介するのは、実家にもあって、私も大好きだった「だるまちゃんとてんぐちゃん」や「からすのパンやさん」を描いた、かこさとしさんの本です!
未来のだるまちゃんへ
かこさとし
【あらすじ】
【おすすめポイント】
①かこさとしさんのルーツが分かるエモさ!
私自身、かこさとしさんの絵本は何冊も読んできました。「だるまちゃんとてんぐちゃん」なんて、何回読んでもらったか数え切れないほどです😂
大学生になってからパン屋さんでアルバイトをしているのですが、実はそれも「からすのパンやさん」の影響なんです笑
からすのパンやさんを小さい頃に読んで、いつか私もこんなパン屋さんで働くんだ!と思ったのです笑
みなさんの中にも、かこさとしさんの絵本を読んだことがある人は多いのではないでしょうか。
この本は、私たちが小さい頃読んでいた絵本がどうやってできたのかを知ることができるのです!
どうして主人公がだるまになったのか、どういう狙いがあってこの絵本が生まれたのかなどなど。
これってめちゃくちゃエモくないですか!?笑
10年以上前に読んでもらっていた絵本のルーツを、今自分の目で読んで確かめているという。
うん。エモいです⋯!笑
主人公がだるまになったのにも、ストーリーの展開にもちゃんと理由があって。
これを知った上でもう1回絵本の方を読みたいなと。次に実家に帰省したら、絶対に「だるまちゃんとてんぐちゃん」を読んでやるんだ!と心に誓いました笑
②かこさとしさんの"子ども"に対する考え方が素敵!
みなさんは、「子ども」に対してどんな印象を持っていますか?
かわいい、ピュア、うるさい、大人が教えてあげなきゃ、とかですかね?
でも、かこさとしさんの子どもに対する印象は全然違います。
子どもは大人が思っている以上に物事を考えていて、見ていて、感じていて。
飛行機のおもちゃを買ってあげれば喜ぶと思いがちだけど、本当は自分で紙ヒコーキを作る方が楽しいんだ!とか。子どもは日々、「大人はわかってくれない!」と思ってるけど、それを口には出さないのだと。
そして、そんな子どもたちをモデルにして生まれたのが、だるまちゃんなんです。
からすのパンやさんに出てくるカラスの子どもの色がみんな違うのも、多様性を表しているのだそうです。黒だけじゃないんだよって。
そのルーツを知りながら絵本を思い出してみると、見方が180度変わる気がします。
アルバイト先のパン屋さんにも小さい子がよく来るのですが、今までは小さい子ってできない事が多いからパンを取るのを手伝ってあげたりとかしてました。でもそれって実は、子どもからしたらありがた迷惑だったのかもしれないなと。笑
ちょっと自分の言動を見直そうと思います。笑
さてさて、皆さんも絵本を読み返してみたくなってきたのではないでしょうか!
この本を読んだ後に絵本を読んだら、きっと見方が180度変わるんだろうなと思います。子どもの頃はただただ楽しく読んでいた絵本には、こんなにも深い想いが秘められていたのだなと。
トータルして、とにかくエモい1冊ですね!笑
お父さんお母さん世代にもぜひ読んで欲しい1冊です!
そして、直接は絶対言わないけど。この歳になって本屋さんの絵本コーナーを見てみると、見覚えのある本ばかりで。つまりそれだけの本を両親は買って読んでくれていたということなんですよね。読み聞かせがなければ、私が本を好きになることは無かったし、文章を書くことを仕事に選ぶこともなかったわけで。こんなにもたくさんの本に出会わせてくれた両親に感謝です😌
以上!かこさとしさんの絵本を読んだことがある人にはもちろん、読んだことがない人にも絵本とセットで読んで欲しい〖未来のだるまちゃんへ〗の紹介でした!