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ポルトガル語圏におけるチュロスの悲劇
アメリカにはクッキーの「オレオ」に
チュロス味があるんだそうな。
何気に美味しそう♪
しかも日本では何も入っていないチュロスが
意外と普通に売られていますが、
ブラジルではクリーム入りが当たり前なので、
チョコバージョンであれば、
まさにこういったイメージです ♪♪
と…、
今日はそんな話をしようと思ったのではないんですけどね…。
というのも、
ブラジルでは普通に「churro(s)【シューホ(ス)】」と呼ばれる
「チュロス」ですが、
(「シューホ」じゃ「普通」ではないか… !>笑)
ポルトガルでは全然似てもにつかない名称で、
(これこそ「普通」か!>笑)
その名称が
例によってブラジル人の耳には
「Oh, no !!」
なのです…。
しかも、ここに書くのもはばかられるレベルでして …。
なので、
これから勇気を出して書きますが、
ブラジルポルトガル語スピーカーの方々は、
これはあくまでも
「チュロスを意味する欧州葡語なのだ」
と充分頭に入れた上で読んで頂き、
私のことは変な目で見ないでネ~ッ! >爆!!
では、参ります!
欧州葡語では、クリームなどが入った「チュロス」のことを、
「PORRA RECHEADA」
【ポーら・レシェアーダ】
というのです!
さぁて、ここまで言ってしまうと、
今度は、何のことやらと顔がはてなマークになっている
日本人の方々にも、なんとか説明せねばなりませんね…。
それでは、参ります!
まず、「porra」の元々の意味は「棒切れ」です。
なので、
ポルトガルでは、この「棒状」のお菓子を
このように呼ぶようになり、
一方のブラジルでは
お菓子はそのまま「churro」をブラジル読みし、
一方、普段は使われなくなっていた
「porra」という単語については、
あたかも当たり前のように男性器を指すようになり…、
でも、同じく「棒切れ」を表す「pau【パウ】」という単語も
同じ用途で使われていたせいか、
意味は更に転じて、
「porra」は「精液」をも表すスラングになりました…とさ...。
orz...
一方の「recheada【レシェアーダ】」は
「いっぱいに詰め物がなされた~」という意味の形容詞です…。
つまり、
ポルトガルでポルトガル語を習った女子が
ブラジルを訪れ、よりによって
「porra recheada が食べたい」なんて言おうものなら、
「俺、今溜まってるよ~!」
とか言ってからかわれる…
くらいで済めばいいけれど...
ってな話になってしまいます...。
というか、
そんな変なヤツらばかりではないので、
意味を教えられて
却って思い切り恥ずかしい思いをするかもしれません...。
というわけで…、
メニューの言い方が違うとか、
イカやエビがサイズによっては単語が違うとかといった
可愛いレベルではないケースもある...
というお話でした…。
マジ orz... !!
最後に、
ブラジル人のお決まりの
「笑える(?)投稿」を。↓
↑ 「ポルトガルじゃあ『シューホス』のことを
『ポーら・レシェアーダ』って言うんだぜ!ケケケッ」
お下品な話にて大変失礼致しました~!!
※ 「猫の落語家」はこたつぶとんさんの作品です♪