【2つのポルトガル語】"ブラジル人"な私にはマジ分からなかった「ソックス」
アフリカポルトガル語圏の
欧州ポルトガル語スピーカーに言われて
検討すらつかなかったものに
「peúgas」
【ペウーガシ】
(=「ソックス」)
という単語がある。
というのも、
「ソックス」のことを
ブラジルのポルトガル語(伯葡語)では
「meias soquete」
【メイアス・ソケッチ】
というからだ。
🧦🧦🧦
モザンビークでのことだった。
「Minha filha gostou muito das peúgas que deste.」
【ミニャフィーリャ・ゴシトームイトゥ・ダシペウーガシ・クデシトゥ】
Minha filha ⇒ 私の娘
gostou muito ⇒ とても気に入った
das peúgas que deste ⇒ あなたのくれた「ペウーガシ」が
とか言われて、
「はて?」と思ってしまったのだ。
いつも世話になっている
秘書長の女性の娘さんに
シールやら駄菓子やらをパックにしたものを
お土産として渡していたので、
その中の何かしらが「ペウーガシ」なのだろうが、
正直見当すら付かなかったのだ…。
仕方がないので
「『ペウーガシ』って何?」
と聞いたら、
「São aquelas meias curtas!」
【サゥン・アケーラシ・メイアシ・クールタシ】
(=「あの短い靴下よ!」)
と説明してくれたので、
ようやく「ソックス」のことだと分かった。w
靴下の総称である
「meias」
伯葡語:「メイアス」
欧州葡語:「メイアシ」
も、
「meias curtas」
伯葡語:「メイアス・クールタス」
欧州葡語:「メイアシ・クールタシ」
(=「短い靴下」)
も、
両葡語で言い方が一致するので理解できましたとさ…。>苦笑
😅😅😅
そう...。
仕事の協議中であれば、
大抵のことは話の流れで見当がつくので
あまり困ったことがないのだが、
レストランで食材の名称がわからないとか、
この時のような日常的な言葉こそが
両葡語間に相違がある場合は
とてつもなく大きな違いがあることが多く、
唐突に言われると
「はてな顔」をするしかなくなってしまうのだ…。💦
😞 😔 😟
さて、
一方の伯葡語の「meias soquete」だが、
これはこれで欧州葡語話者にはワケがわからないのだが、
「soquete」だけに略することなく
フルで「meias soquete」と言う傾向があるので、
「靴下の一種」だということは理解してもらえる ♪
では、何故略さないかというと、
これを見れば一目瞭然だ。
↓
略さず「meias soquete」と検索した場合…
↓
略して「soquete」と検索した場合。
↓
そう!
「meias」を省いて「soquete」と略してしまうと、
(当たり前といえば当たり前なのだが)
電気器具の「ソケット」などが
人間の脳内でも検索エンジンの「脳」内でも
優先されてしまうのだ。
😅😅😅
そこへいくと、
欧州葡語の「peúgas」は
「meias do tipo peúgas」
【メイアシ・ドゥティップ・ペウーガシ】
(=「ペウーガスタイプの靴下」)
などと面倒な言い方をしなくても、
ほぅら! ↓
きちんとソックスが
検索結果として出てくる ♪
😊🧦😊🧦😊
というわけで、
伯葡語と欧州葡語では
極端に異なる単語を
もう一つご紹介させて頂きました。
本日もお読み頂き、誠にありがとうございました!
※ 「僕、僕! 僕が履くのが、どちらのポルトガル語でも
『soquete』(伯葡語:【ソケッチ】、欧州葡語【ソケットゥ】)だよ♪」、否、
「応援!電球」はこたつぶとんさんの作品です。