ギニアビサウに行ったら、カダフィ大佐のホテルにアンゴラの軍隊がいた件
クーデターが起きたことより空港のトイレがびっくりだった
西アフリカの国ギニアビサウ ↓ ですが、
今日はもう一つびっくりしたことについてお話し致します。
「お話し致します」も何も、タイトルに全部書いちゃったんですが(笑)。
そうなんです、
日本人には全く馴染みのないこの国の首都ビサウに
リビアの故カダフィ大佐が造らせたホテルがあったんです。
その名も Hotel Lybia、
一時期はビサウで最高級のホテルだったのだとか…。
時は2012年、
カダフィ大佐死去の翌年のことです。
「あそこに見えるのは、カダフィ大佐のホテルですよ~」
と教えて貰った時は、
「へぇ~っ、こんなところにそんなものが!!」
と、それだけでも正直、驚き桃の木山椒の木だったのですが、
「ちなみに今はホテルとしては閉鎖されており、
アンゴラ軍の宿舎となっています」
と続いた時には、
「なんじゃそりゃ~!!」
と思ってしまいました。
聞けば、アンゴラ軍が治安部門改革(通称SSR )ミッションで
ギニアビサウに来ているとのことでした。
ちなみに、
結局クーデターが起きてしまい、
当時の政府を追放した勢力の圧力により
このアンゴラ軍部隊は、その後まもなくギニアビサウから撤退しています。
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しかし、カダフィ大佐だなんて、
子供の頃からニュースで知っている
遠い国の暴君というイメージしかない人物、
しかも、内戦の末、国際手配され、
下水管の中に隠れているところを銃殺されたという
世界的なニュースから、あまり月日も経っていない中、
その存在を、よりによってポルトガル語圏のギニアビサウで
こんなにも身近に感じるとは思ってもいなかったため、
この情報は、非常に印象に残りました。
ちなみに、そのホテル、今回調べてみたところ、
現在は、依然リビア資本のホテルとして復活しているようです。
又、こちら ↓ で調べてみると、
1998年のクーデターの際は、そのときの反政府勢力(2012年当時の政権)も
そのホテルをヘッドクォーターとして使用したとありますので、
「なるほどねぇ~」
と、納得がいきました。
上記サイトには、一時的であったアンゴラ軍による利用については
記されてはいませんが、アンゴラ軍の撤退後、改修工事が行われ、
2015年に「レッジャー・プラザ・ホテル・ビサウ」として
リオープンされたようです。
いや~っ、何かとニュースに臨場感を感じる人生だったなと、
改めて思う次第です。
本日もお読み頂き、ありがとうございました!
※ 「いい湯だな♪ 猫」はこたつぶとんさんの作品です。