ポルトガルの風変りな地名を見て、笑った挙句に振り回されただけだった話(笑)
トップ画像の看板によると、
「Água de Todo o Ano」
【アーグァ・ドゥ・トードゥーアーヌ】
という地名のようだ。
「Água」が「水」、
「Todo o Ano」が「一年中」、
「de」が英語の「of」と同じ「~の~」
なので、
直訳すると、
「一年中の水」
になるので、
「水が一年中枯れない恵まれた土地」
という意味なのだろうナと推測した。
❇❇❇
が…、
「de」が入っているのが、どうも気になった…。
というのも、
「一年中水がある」
という短文であれば、
「ある」という意味の
「Tem【テン】」
(Ter 動詞の三人称)
を使って
「Tem água todo o ano.」
【テン・アーグァ・トードゥーアーヌ】
となるだろうし、
「一年中(困らないほど貯水した)水がある」
というニュアンスなら、
「Tem água para todo o ano.」
【テン・アーグァ・パラ・トードゥーアーヌ】
と、「para」(=~用の)を入れた形になる…。
なので、
看板の
「Água de Todo o Ano」
というのは、
なんとも不自然で、
ひょっとして
「Água de Todo Ano」
【アーグァ・ドゥ・トードゥ・アーヌ】
「毎年の水」
(いつもどおり雨が降り、いつもどおり潤っている」)
といったニュアンスを出そうとしたつもりが
「o」を一個多く付けてしまったのかな?
なんて思ってもみた。
でも、
そんなことを思ったところで
気持ち悪いものは気持ち悪い…。⤵
で、
却って興味が湧いてしまい、
とうとう地図でその場所を捜してしまった!w
すると、
「Mapcarta」という地図サイトでは
ナント!
「Água Todo o Ano」
【アーグァ・トードゥーアーヌ】
になっているではないか!!
これなら
最初に疑った
「一年中水がある」
という意味の
「Tem água todo o ano.」
【テン・アーグァ・トードゥーアーヌ】
の
「Água Todo o Ano」
【アーグァ・トードゥーアーヌ】
なので、
すんなり納得できる!
ちなみに「Mapcarta」の画像はこちら。
↓
どうやらリスボンから北東に進んだ内陸部にあるようだ。
↓
😊😊😊
ということは、
トップ画像の看板が間違っているのだろうナと
すっかり思い込み、
取り敢えずどんなところか
見てみようかなと、
今度は
いつも頼りにしている
Google Earth を開いてみると…、
おーい!
「Água de Todo o Ano」
になっているではないか!
更に
「Michelin Map」にも
「Água de Todo o Ano」
とある...。💦
↓
😲😲😲
「もう、どうなっているんだ?!」
「意味のない『de』はあるのかないのか?!
「いったい誰が嘘をついているんだ?!」
と、
もはや犯人捜しの気分になって
検索してみたが、
あまりにも小さくてマイナーなところなのか
ほとんど情報がない…。⤵ 😟
で、ようやくゲットした情報が、
↓
というもののみ...。😅
結局、
どうやら
「文書を書けるような人々」的には
「de」がないのが正しいと考え、
実際の「ローカルピープル」的には
昔から慣れ親しんだ
「de」が入った形が望ましいと考えているんだろうナ…
ということが推測できる…
だけだった...。>苦笑
😅😅😅
ちなみに、
そもそもトップ画像は
ブラジル人が
「ポルトガルの面白い地名集」
としてブログだかに投稿していたものの一つ...。
要は、
ポルトガルには
ブラジル人的に
「笑っちゃう地名」が多いのだ...。w
で、
「ブラジル人」な Shiomin は、
まんまとそれに乗っかった挙句に
「de」があるだのないだの、
「o」があるだのないだのに
振り回された…
だけのことであった...。orz…
😅😅😅
「村」は看板以外は画像すらないようだが、
「市」については、取り敢えずの観光情報が ♪👍
↓
というわけで、
ポルトガル語とは、
「de」だの「o」だの一つで
意味やニュアンスが違ってしまう
面倒で難しい言語だよ~!
ってことで!(^_-)-☆
❇❇❇
ここまでオチも何もない話とは思いもせずに
最後まで読んでしまった方々に
心より感謝致します!!
またね~!!
蛇足ですが、
「todos os dias」と「todo o dia」の違いについては、
こちらでも触れております。
↓