通訳機問題
Youtube などを観ていると、
結構多くの人やメーカーが
ポケッタブルの通訳機を紹介・宣伝している。
私の場合、
そういった動画の中でも
ポルトガル語バージョンのものに出くわすと
ついつい興味本位で観てしまうのだが、
未だに「これなら!」と思えるものには巡り合わない…。
😞 😔 😟
その中でも
商品名こそ言えないが、
「こんな有名どころでもこんなレベルか!」
と感じたりもする…。
ちなみに
その「有名どころ」の製品は、
ご丁寧に「ブラジルのポルトガル語(伯葡語)」と
「ポルトガルのポルトガル語(欧州葡語)」が
選べるようになっているのだが、
なんと!
単なる「こんにちは」の一言からして
違和感がある...! orz…
いや、実は
欧州葡語圏の人がその表現を使っているのは
聞いたことがあるのだが、
最もメジャーな言い方でもない上、
伯葡語スピーカーにとっては
「何、それ?!キモ!!」
と思ってしまうものなのだ...。
その表現が「伯葡語版」と「欧州葡語版」双方に納められている。
...ということは、
その通訳機は欧州葡語に訳語が統一されていて
それを伯葡語版においても
欧州葡語を伯葡語発音にして
構成されたものなのかとも思うところだが、
そんなこともなく…、
例えば
「バスの停留所」のことは本来、
伯葡語では
「ponto de ônibus【ポントゥ・ジ・オーニブス】」、
欧州葡語では
「parada de autocarro【パラーダ・ドゥ・アウトカーる】」
というのだが、
その通訳機では、
伯葡語版・欧州葡語版双方において
伯葡語の
「ponto de ônibus【ポントゥ・ジ・オーニブス】」
が採用されており、
明らかにポルトガル人らしい発音で読まれた
「ブラジル語」が聞こえてくる...。
これでは
双方の違いを知っている私が聞くと
非常に気味が悪いし、
声を担当した人が
生粋の欧州葡語話者であるのなら、
どんな苦虫を噛む思いでこれを読んだのだろうと思うと、
いたたまれない気持ちにもなる...。
こうなると、
どういう人間が原稿を担当したのだろうかと
想像してしまうわけだが、
恐らく
どちらの言語にも精通していない者が
あちこちのソースからランダムに抜粋して、
「ポルトガルの文献からもブラジルの文献からも
平等に抜粋してあるので
とてもフェアなものになっている」
「しかも伯葡語版と欧州葡語版双方の
原稿を統一してあるので
極めて整合性が高く、
同一の文の発音の違いを比べられるという点では
学習にも適している」
と、
自信満々で作成したのであろうと推測する...。
orz…!
😞 😔 😟
ま、通訳機を携えて出かけた旅先などでは
そのような機械でも概ね用は足りるだろうし、
多少の「クスクス笑い」の原因となったところで
それまた旅の思い出にもなるのかもしれない。
そう考えれば、
私のような頭の固いバアサンが
どうこう言うものでもないとも思うところだが、
残念ながら
頭の固いバアサンとしては
非常に不快に感じてしまうので、
ちょいとだけツッコんでみた。>爆!
本日もお読みいただき、誠にありがとうございました!
※ 「こういうことに、ついつい燃えちゃうんだよね…」、否、
「仕事に燃える 猫」はこたつぶとんさんの作品です。
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