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「絵文字コウペイトウ」?!
日本で「コンペイトウ(金平糖)」といえば、
表面がゴツゴツした砂糖菓子で、
Wikipedia によると、
「語源はポルトガル語のコンフェイト(confeito [kõˈfɐjtu]、糖菓の意)。
金平糖はカステラ・有平糖などとともに南蛮菓子としてポルトガルから西日本へ伝えられたとされる。初めて日本に金平糖が伝わった時期については諸説あるが、戦国時代の1546年(天文15年)とも言われている。」
となっています。
*****
ポルトガル語由来なので、
これも扱ってみようと調べていたところ、
ブラジルのサイトで
「CONFEITO DE AÇÚCAR EMOJI」
【コンフェイトゥ・ジ・アスーカル・エモージ】
なるものを見つけました。
これ ↓ です。
ちなみに
「CONFEITO DE AÇÚCAR EMOJI」の
「CONFEITO」は、「金平糖」の語源となった単語、
「 DE AÇÚCAR」は「砂糖の」、
「EMOJI」は勿論「絵文字」
↑
世界中ですっかり定着した日本語ですね~♪
つまり、直訳すると、
「絵文字砂糖コンペイトウ」?!
「なんかへんじゃね?」
って感じですよね…。
「凸凹じゃないし~」、
「コンペイトウは『金平糖』って書くくらいだから、
わざわざ『砂糖』って付けなくても良くない?」、
と、日本人なら思っちゃいますよね…。
ちなみに、こんなサイト ↓ もありました。
こちらで売られているのは、
「CONFEITOS PERSONALIZADOS EMOJIS」
【コンフェイトゥス・ペルソナリザードゥス・エモージス】
(パーソナライズド絵文字コンペイトウ) ↑
「絵文字」が複数形! >笑
こちらでは「砂糖」が出てこないだけに、
どうやらビスケットのようです。
*****
そう、
「CONFEITO」とは、
別に「砂糖菓子」でなくてもいいんです。
「CONFEITO」のポルトガル語としての本来の意味は、
・「手でつまんで食べられる程度の小さなお菓子」
・「砂糖でコーティングされたお菓子」
・「ケーキなどの飾りつけに用いる菓子類」
・「薬学においては『糖衣錠』の意」
といったもので、
ブラジルのサイトを検索しても、
ポルトガルのサイトを検索しても、
いろいろな形状のものが出てきますし、
とりわけ
「マーブルチョコって『コンペイトウ』、否『CONFEITO』 だったのね!」
って辺りが笑えてしまったりもしますね♪
*****
最後におまけ情報です。
「CONFEITO【コンフェイトゥ】」が
「コンペイトウ」という「音」で伝わったのは、
昔のポルトガル語のスペルが
「COMPHEITO」とだったことによります。
*****
そんなこんなで、ポルトガル語には、
・ ブラジルとブラジル以外で異なるもの
だけではなく、
・ 両葡語で一致するのに、語源が同じ英語とは意味が違うものや
・ 両葡語で一致するのに、外来語として用いている国では意味が違うもの
などもあるとういうことで、
これからもいろいろ紹介して行ければと思いますので、
これからもよろしくお願いします!
本日もお読み頂き、ありがとうございました!
※ 「砂糖掛けのものも、パラパラ掛けるものも、みんなコウペイトウ!」
否、「ドーナツ4個」はこたつぶとんさんの作品です。