今日はブラジルの「こどもの日」
今日はブラジルのこどもの日です。
ブラジルの「こどもの日」の由来などについては
昨年も記事にしました。
↓
地球の中でも
日本とは反対側にあるブラジル、
「子供の日」の時期も由来も
異なるものの、
子供は子供、
似たり寄ったりの遊びが存在するものです。
なので、
以下、
日本とブラジルで似ている遊びを
その呼び名とともにご紹介しますね♪
まずは輪になって遊ぶ
「Ciranda【スィランダ】」。
子供が輪になって遊ぶタイプの遊びの総称は、
「Brincadeira de Roda」
【ブリンカデイラ・ジ・ホーダ】
というのですが、
中でも一番メジャーなのが
「Ciranda【スィランダ】」
と呼ばれるものなのです。
ちなみに
「Ciranda【スィランダ】」は
ヴィラ=ロボスの作品で、
こんな曲です。
というか、
これ ↑ は数多くの童謡が収められている動画で、
「Ciranda【スィランダ】」はその一曲目です。
❇❇❇
お次は「手遊び」、こと
「Brincadeira de Mão」
【ブリンカデイラ・ジ・マゥン】
です。
これ ↑ は
「誰と?」というタイトルで
「誰と結婚するかな?
金髪?茶色の髪?もじゃもじゃ?ハゲ?...」
といった感じの
歌を歌いながら、
最後に二人合わせて指を何本出したかで
答えを出すもの。
それ以前に興味深いのが
日本では
「せっせっせーのよいよいよい」
の部分が
「セセレセセー」なこと!
ちなみに私の時代(地域?)では
「セッセーセセレセセー」だったのですが、
いずれにせよ
「セ」がベースになっているんですよね…。
「セ」ってなんだべ?
って思ってしまいますね…。
もともと日本人移民が持ち込んだとかでしょうかね…?
何はともあれ、
言うまでもなく、
このタイプの遊びもいろいろあり、
Youtube でも沢山紹介されているので、
貼っておきますね♪
❇❇❇
次は鬼ごっこ、こと
「Pega-pega」
【ペガ・ペーガ】
↓
「Pega」は「pegar」動詞(捕まえる)の
3人称単数現在形。
私が子供の頃は、
陣地があって、
鬼に捕まらずに
陣地にタッチして、
「1,2,3」と数えれば助かる
といったものが主流だったような...。
❇❇❇
さらに
「けんけんぱ」、こと
「amarelinha」
【アマレリーニャ】
↓
普通にポルトガル語で考えると
「amarelo」が「黄色」、
それに「小さい○○」とか
「○○ちゃん」というときの
語尾の「inha」が付いているので、
「『黄色いちゃん』って何やねん?」
と思って調べて見たら、
「黄色」は全く関係なく、
フランス語で「石けり」を表す
「marelle」という単語が語源だそうで、
これが「黄色」を表す
「amarelo」という
ポルトガル語の単語に似ていたことから
こういうネーミングになったのだそうな!
❇❇❇
更に更に、
「あやとり」、こと
「Cama de Gato」
【カーマ・ジ・ガットゥ】
↓
などという、
てっきり「日本だけ」
と思い勝ちな遊びまであります!👀
「Cama」は「ベッド」、
「Gato」は「猫」
なので、
紐を使って
ネコちゃんなら寝られそうな
ベッドを作る遊びだということですかね…♪
❇❇❇
そんなこんなで
意外や意外、
地球の反対側でも
子供達は皆、
同じような遊び方をしているものなんですね♪
❇❇❇
尚、蛇足ですが、
日本人は
「地球の裏側」
という表現を無意識に使い勝ちですが、
これは南米の日系人や
日本語を学んでいる人には
「極めて不評」なので、
なるべく「日本の『反対側』」
と言うようにしましょうね!
本日もお読み頂き、誠にありがとうございました!
※ 「3兄弟で遊びます」はこたつぶとんさんの作品です。