【2つのポルトガル語】「Saúde」と「Santinho」
ブラジルでは人がくしゃみをすると、
「Saúde!【サウージ!】」
(=「健康」⇒ 「お大事に!」)
と言って、
相手の回復と健康を願います。
ですから、
シマウマ君に恋をしてしまって
シマウマ子に扮した白馬子さんが
くしゃみをした勢いでシマシマが取れてしまっても、
紳士なシマウマ君は
「Saúde!」と声を掛けてあげています。笑
↓
😅 😂 🤣
一方、欧州葡語圏
(ポルトガルやアフリカ葡語圏)では
同様のシチュエーションでは
「Santinho!【サンティーニュ!】」
(直訳:「小さな聖者」)
と言います。
これは、調べてみると、
ペストが流行した時代に、
くしゃみをすることにより魂が無防備にならないよう
「聖者の御加護がありますように」
という意味合いで言うようになったとする説と、
昔、くしゃみをする瞬間に心臓は一旦停止すると信じられており、
その後「生き返った」ということで
「聖者のおかげだ!」という意味を込めて
「Santinho!」と言うようになった
とする説があるようです。
🍀🍀🍀🍀🍀
いずれの場合も、
くしゃみをした本人は
「Obrigado」ないし「Obrigada」と
感謝の意を伝えれば OK です。
(※:「Obrigado」と「Obrigada」の使い分けについてはこちら ↓。)
なお、
「くしゃみ」という単語は
伯葡語でも欧州葡語でも
「espirro」
伯葡語:【エスピーフ】
欧州葡語:【エシピ―る】
といい、
くしゃみのオノマトペも
伯葡語・欧州葡語共通で、
「Atchim 【アッチン】!」
といいます。
そんなこともあり、
ブラジルには、
子供向けテレビ番組などで活躍する、
その名も
「Atchim e Espirro【アッチン・イ・エスピーフ】」
(=「ハクションとくしゃみ」)
という芸人コンビもいます。😊 ↓
🍀🍀🍀🍀🍀
本日もお読み頂き、誠にありがとうございました!
※ 「これの親戚かな?😊」、否、
「回復魔法 ネコ」はこたつぶとんさんの作品です。