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何故日本ではこんなマズイ摂取方法を選ぶのだろうかと思うこと
これはブラジルに住んでいらっしゃる noterさん達も
ほどんど皆さん記事になさってることなのですが、
情報の普及を目指すなら、
多くの人が発信する方が効果的ということで、
ブラジル代表の端くれの私も言ってしまおうかな~っと…。
*****
何の話かというと、
青汁でおなじみの「ケール」です。
日本人にケールの話をしても、
「あの苦くてマズくて青汁作るやつでしょ?」
という人が大多数で、
ブラジル人のように
「フェイジョアーダにはあれがなくっちゃねー♪ 美味しいよねー♪」
などという人には滅多お目に掛かれるものではありません。
ブラジルでケールのことは、
「couve manteiga【コウヴィ・マンテイガ】」、
略して 「couve【コウヴィ】」
といいます。
「couve manteiga【コウヴィ・マンテイガ】」の
「manteiga【マンテイガ】」とは、「バター」のことです。
一方、
「 couve【コウヴィ】」という単語は
厳密に言うと、菜っ葉の「菜」といった意味なので、
「couve manteiga【コウヴィ・マンテイガ】」とは、
直訳すると、「バター菜」になります。
なお、
ブラジルで 「couve【コウヴィ】」とだけ言えば、
大抵 「couve manteiga【コウヴィ・マンテイガ】」、
つまり「ケール」のことだと分かってもらえますが、
欧州葡語圏で 「couve【コウヴ】」と言うと、
概ね誰もが「キャベツ」のことだと思いますので、
その点は注意が必要です。← 毎度の問題
※ ちなみにブラジルで「キャベツ」は「repolho【ヘポーリョ】」です。
さて、このケール、日本人の場合は、
「青汁の元だから、青臭くて苦くてまずい」
↓
「そんなものが青汁になる前どんな姿なのかなんて感心ない」
という人も多いので、
見たこともない人もいるかもしれませんから、お見せしますね。
生のケールは、こんな葉っぱです。
人の顔ほどもあろうかという、大きな葉っぱです。
ブラジルでは、これを炒めて食べます。
とりわけ、ブラジルの名物である
フェイジョアーダ(肉と黒豆の煮込み)の
必須の付け合わせとされます。
炒め方は、
・大きなケールの葉っぱをくるくると巻いて細切りにする。
・熱した油にみじん切りにしたニンニクを入れて香りを出す。
(あればベーコンもみじん切りにして一緒に炒める。)
・そこへ細切りのケールを入れて、塩コショウで味付けをして炒める。
だけです。
これだけで、バターを使ってもいないのに、
何故かバター炒めのような香りのする
美味しい「ケール炒め」、つまり
「バター菜炒め」の出来上がりです!
フェイジョアーダのお供になると、
こんな ↓ 感じ♪
日本では「まずい」というレッテルを貼られてしまっている、
本当はとっても美味しいケールです。
よろしければ、お試しあれ!
本日もお読み頂き、誠にありがとうございました!
※ 「ネコ会話 泣き顔」はこたつぶとんさんの作品です。