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何故日本ではこんなマズイ摂取方法を選ぶのだろうかと思うこと


これはブラジルに住んでいらっしゃる noterさん達も
ほどんど皆さん記事になさってることなのですが、

情報の普及を目指すなら、
多くの人が発信する方が効果的ということで、
ブラジル代表の端くれの私も言ってしまおうかな~っと…。

*****

何の話かというと、

青汁でおなじみの「ケール」です。


日本人にケールの話をしても、

「あの苦くてマズくて青汁作るやつでしょ?」

という人が大多数で、

ブラジル人のように

「フェイジョアーダにはあれがなくっちゃねー♪ 美味しいよねー♪」

などという人には滅多お目に掛かれるものではありません。

2021-05-18 - コピー

ブラジルでケールのことは、

「couve manteiga【コウヴィ・マンイガ】」
略して 「couve【コウヴィ】」
といいます。

「couve manteiga【コウヴィ・マンイガ】」
「manteiga【マンイガ】」とは、「バター」のことです。

一方、
 couve【コウヴィ】」という単語は
厳密に言うと、菜っ葉の「菜」といった意味なので、

「couve manteiga【コウヴィ・マンイガ】」とは、
直訳すると、「バター菜」になります。

なお、

ブラジルで 「couve【コウヴィ】」とだけ言えば、
大抵 「couve manteiga【コウヴィ・マンイガ】」
つまり「ケール」のことだと分かってもらえますが、

欧州葡語圏で 「couve【コウヴ】」と言うと、
概ね誰もが「キャベツ」のことだと思いますので、
その点は注意が必要です。← 毎度の問題

※ ちなみにブラジルで「キャベツ」は「repolho【ヘーリョ】」です。

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さて、このケール、日本人の場合は、

「青汁の元だから、青臭くて苦くてまずい」

「そんなものが青汁になる前どんな姿なのかなんて感心ない」

という人も多いので、
見たこともない人もいるかもしれませんから、お見せしますね。

生のケールは、こんな葉っぱです。

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人の顔ほどもあろうかという、大きな葉っぱです。

ブラジルでは、これを炒めて食べます。

とりわけ、ブラジルの名物である
フェイジョアーダ(肉と黒豆の煮込み)の
必須の付け合わせとされます。

炒め方は、

・大きなケールの葉っぱをくるくると巻いて細切りにする。

・熱した油にみじん切りにしたニンニクを入れて香りを出す。
(あればベーコンもみじん切りにして一緒に炒める。)

・そこへ細切りのケールを入れて、塩コショウで味付けをして炒める。

だけです。

これだけで、バターを使ってもいないのに、
何故かバター炒めのような香りのする
美味しい「ケール炒め」、つまり
「バター菜炒め」の出来上がりです!

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フェイジョアーダのお供になると、
こんな ↓ 感じ♪

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日本では「まずい」というレッテルを貼られてしまっている、
本当はとっても美味しいケールです。

よろしければ、お試しあれ!


本日もお読み頂き、誠にありがとうございました!

ネコ会話 泣き顔 - コピー

※ 「ネコ会話 泣き顔」はこたつぶとんさんの作品です。


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