
ニャンコ水入らず

こんなに仲良く子育てする猫ファミリーがいるのね♪ 😍
それにしても、
一気にこんなに「大勢」生まれちゃったら、
ずっとこうやって全員を触ったり数えたりしていないと
心配になってしまう気持ちが分かる...! 😂

ところで
「水入らず」って外国語では
なかなかない表現に思いますよね。
ところが、
同じでこそないものの、
ポルトガル語にはちょっと興味深い表現があります。
それが
「a sós」
伯葡語:「ア・ソース」
欧州葡語:「ア・ソーシ」
というものです。
これは「só【両葡語:ソー】」
(英語の ”only" に相当)
という単語を複数形にして、
「○○で」といった意味合いを出す
「a」という前置詞を併せたものです。
「えっ、『only』の複数ってなんだぁ?!」
「『~だけたち』ってかぁ~っ?!?!」
と思ってしまいますよね…。
でも、
これこそが英語とは異なり
「uncountable noun」などを設けていない
ポルトガル語の強みとでもいいましょうか、
例えば、
「水」を表す「água【両葡語:アグァ】」を複数にして、
「águas」
伯葡語:【アグアス】、欧州葡語【アグアシ】
とすれば、
流れのある川の水や
轟音をとどろかせる滝の水、
どこまでも続く大海の水など
大量の水を表すのですが、
それと同様に、「only」に相当する「só」も、
「sós」になることで
「強調」や「比喩」の要素が加わり、
「他者がいない当事者のみ」であることを表す
表現となるのです。
こうして、
「o casal a sós」
伯葡語:【ウ・カザウ・ア・ソース】
欧州葡語:【ウ・カザル・ア・ソーシ】
(=夫婦/カップル水入らずで)
「a família a sós」
伯葡語:【ア・ファミーリア・ア・ソース】
欧州葡語:【ア・ファミーリア・ア・ソーシ】
(=家族水入らずで)
といった表現が可能となるのです。
というわけで、
猫家族の gif のついでに
ポルトガル語トリビアでした~♪

※ 「a sós でくつろぐ猫」、否、
「遊ぼ 2匹のネコ」はこたつぶとんさんの作品です。