サンパウロの絵葉書の常連でギネスにも載っていて👻もいるw COPANビル! - その1
ブラジルはサンパウロ州サンパウロ市の中心街に、
50年以上に渡り
多くの人々を魅了してきた
Edifício COPAN
【エジフィッスィウ・コパン】
というビルがあります。
サンパウロ州がここ。
⇓
州都サンパウロ市はここ。
⇓
サンパウロ市の中心部、こと
セントロ(Centro【セントゥロ】)は、
濃いめのオレンジ色のエリアの
ど真ん中の「SÉ」と書いてある部分を中心とした地域です。
⇓
ちなみに「Sé」とは
「Catedral da Sé【カテドゥラウ・ダ・セー】」
(サンパウロ大聖堂:"Catedral Metropolitana de São Paulo")
のことで、
⇓
その前面にある広場が
「Praça da Sé【プラーサ・ダ・セー】」
(カタカナ表記:「プラザ・ダ・セ」)
といい、
その中央にある星印の真ん中に
町の起点であることを示すベンチマークがあります。
こちらがそのベンチマーク。
⇓
この地点がサンパウロの「起点」ですから、
サンパウロの住所は全て
道路の「プラザ・ダ・セ」に近い側から
番地が付けられています。
そんなサンパウロ市の中心街「セントロ」の
イピランガ大通り200番地(Avenida Ipiranga, 200)にあるのが
Edifício COPAN
【エジフィッスィウ・コパン】
こと、
「COPAN ビル」です。
⇓
上から見ると、
こんな「逆S字型」になっています。
⇓
場所はこちらのマップの11番です。
(「プラザ・ダ・セ」は下部の5番です。)
⇓
それにしても、このような
見たからに古くてうすら汚れたビル(笑)の
何がそんなに特別かというと...、
まず、
これをデザインしたのが
Oscar Niemeyer
現地読み:【オスカール・ニエマイエル】
日本語読み:「オスカー・ニーマイヤー」
だということ、
32階建てのこのビルが、
築面積12万平米を誇り、
1.160戸(居住部分の面積は86,500平米)も有する
世界最大の集合住宅ビルとして
ギネスに認定されていること、
1~2階は商業エリアで、
全長に渡り繋がっていますが、
そこから上の住居部分は
実は6つのブロックに分かれており、
28平米程度のワンルームから
200平米以上の4LDKのファミリー用アパートメントまであるため、
ブラジルでは珍しく
多階層の人々が同じマンションに暮らすビルであること、
70以上のテナントが入り得る店舗スペースがあるため、
生活がビル内で完結可能で
市立劇場を初めとするイベントスポットからも近いことから、
これまで多くの有名人もここに住んできたことなどで、
ブラジル人なら誰もが知り、
「人生一度は COPAN ビルに住んでみたい」
と、憧れる人も少なくない
魅惑のビルなのです!
ちなみにこちら ⇓ が
Teatro Municipal de São Paulo
【チアットゥロ・ムニスィパーウ・ジ・サゥンパウル】
こと、「サンパウロ市立劇場」です。
そんな COPAN ビルの住民には、
単身の学生なども多くいるのですが、
「自分で運転するのが嫌いだものだから、
外に一歩出ればすぐタクシーがつかまる
COPANビルは最高!」
という、
中年女性などもいれば、
COPANビル内に驚くべき
83室ものアパートメントを購入して、
賃貸兼民泊業を営んでいる人もいれば、
「子供の頃、親とサンパウロに遊びに来たときから、
いつか COPAN ビルに住むのが夢だった」
と語る弁護士の
レナッタ・フェルナンデス(Renata Fernandes)さん ⇓ や、
「6~7才の頃から住んでいる。
当初は父が小さなアパートメントを購入した。
徐々に大きい部屋に移っていき、
今は200平米強の2部屋をニコイチにして
COPAN最大の400平米強の部屋に住んでいる。
成人した息子も違う階に住んでいる」
という
写真家の
エジーノ・サビーノ (Edyr Sabino)さんのような人もいます。
⇓
そして
その誰もが
「ここは一つの町だ」
と言い、
外部の人も、
「COPAN に住むってステータスだわよ!」
と断言するのです!👀
❇❇❇
そうは言っても、
2026年には「還暦」を迎える、
見たからに老朽化が進むビルのこと、
完工するまでの経緯なども今や歴史、
「👻話」だって
1つや2つではありません。w
なにせ人口5千人強の「町」なので、
1記事には到底収まり切らないのです。w
なので、
今後も(断続的且つ順不同になるかと思いますが)
何度かに分けて、
COPANビル建設の歴史や裏話、
お店や住民の紹介、
「👻」の噂や目撃証言等々、
サンパウロの町のあれこれも交えながら
お伝えしようと考えています。
まずはここまでお読み頂き、まことにありがとうございました!
次回もお読み頂ければ、なお幸せです!!