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ブラジルではフルーツ、日本では野菜。我が家のバトル
大多数の日本人がが野菜だと思っていて、
ブラジル人が全員果物だと思っているものって、なーんだ?
そういうものって、
もっとあるんだろうな、
とも実は思っているのですが、
取り敢えず、今日お話しするのは
アボカドについてです。
ポルトガル語では、
Abacate
伯葡語:【アバカーチ】
欧州葡語:【アバカートゥ】
と呼ばれるアボカドは、
ブラジル人にとっては圧倒的に果物、
ポルトガル人にとっては野菜でもあり、果物でもあり
といった扱いです。
それが証拠に、
ブラジルのサイトでは
ジュースやスイーツの紹介が多く、
ポルトガルのサイトでは
どちらもまんべんなく紹介されています。
ブラジルでも近年は、
おしゃれな料理にアボカドが取り入れられたりもしていますが、
それでも、
「甘味があるわけではないから、フルーツでも料理に利用できる」
といったスタンスです。
ブラジル人が普段どのようにアボカドを食べているかというと、
「食べる系」では、
皮(殻?)を器にして、
実を崩し過ぎない程度に崩して、
お砂糖とレモンをかけて、
スプーンですくって食べるというもの。
正直、「見た目問題ありあり」(笑)ではありますが、
朝食やおやつに美味しいですよ♪
一方、
「飲む系」が良ければ、
なんてったって スムージーが最高!
スムージーは、ブラジルでは
「vitamina【ヴィタミーナ】」(←そのまんま『ビタミン』)
と呼ばれ、
日本同様、いろいろなフルーツで作られますが、
最も定番と言えるものは、
「バナナ+リンゴ+パパイヤ+アボカド+牛乳」
で作ったもの。
日本でも、最近はアボカドスムージーが紹介されてもいますが、
まだまだ頻繁に見掛けるものではありませんね。
実に残念です…。
*****
我が家では
私と娘が「フルーツとして食す派」、
一番上の孫娘が「野菜として醤油味で食す派」で、
しかも全員大好きなので、取り合いになります。>笑
最後の一個を「砂糖&レモン」で食べようとでもすれば、
急いで孫がやってきて、もう半分を「刺身」で食べるといった塩梅。
そして、互いに
「こっちの方が美味しいのに~」
と言い合うのが、もはや「我が家のならわし」になっています。>爆!
ちなみに、孫に
「騙されたと思って、『砂糖&レモン』も試してごらんよ~」
と言っても、
「野菜だ」、「刺身だ」という「潜在意識」が邪魔して
完全拒否! >笑
そういえば、日本人には
「豆が甘くないなんて信じられない」
という理由から、
ブラジルの伝統料理である
フェイジョアーダが食べられない人がいたりしますし、
ブラジルから来たばかりのブラジル人には
「和食は甘い味付けが多くて食べられない」
という人も多いです。
人間、思い込んだらまっしぐら、
なかなか違う方向へは進めないってことなんでしょうね。
てなわけで、
潜在意識を乗り越えられそうであれば、
是非お試しあれ ♪ ということで。
本日も読み頂き、誠にありがとうございました!
※ 「ネコ会話 怒り顔」はこたつぶとんさんの作品です。