ポルトガル語で「sujo」とは「汚い」という意味です。が…
そうなんです。
ポルトガル語で「sujo【スージョ】」とは
「汚い」という意味なのです。
しかもトップ画像にある
「Pé sujo【ペッ・スージョ】であれば
「汚い足」という意味になります。
なのに、なのに、
こちらは「Bar Copo Sujo【バール・コッポ・スージョ】」、こと
「汚いコップ・バー」...。
更には
「Bife Sujo【ビッフェ・スージョ】」(汚いステーキ)
などという店まで…!
といった塩梅で、
多くの飲食店の店名に
好まれて使われているのが、
この「sujo【スージョ】」という言葉なのです!
というのも、「汚い足」を意味する
「Pé sujo【ペッ・スージョ】」には
「素足で歩いているような...」というところから
「貧乏人」の比喩とされ、
そこから「敷居の低い庶民的な店」という
意味合いになったのだそうです。
又、「汚いコップ」という意味の
「Copo Sujo【コッポ・スージョ】」も、
「大衆居酒屋」という意味で使われる表現なので、
それをそのまま店名にしている飲み屋があるというわけです。
一方の「Bife Sujo【ビッフェ・スージョ】」(汚いステーキ)はというと、
これは流石に造語ですが、
「Pé sujo【ペッ・スージョ】」や「Copo Sujo【コッポ・スージョ】」が
あるのだから、うちの店は美味しいステーキを食べさせる
「Bife Sujo【ビッフェ・スージョ】」だ!
という発想のようです。
とはいえ、
慣用句などは習わず、
片言のポルトガル語でブラジルを訪れた観光客は
ちょっと引いてしまうかもしれませんね…。
ということは...、観光に行くなら
むしろ言葉なんか分からない方がいい!
ということになってしまいますかね…。>笑
というわけで、
ブラジルの庶民派の飲食店の店名には
「汚い」という意味の「Sujo」という単語が
使われていることが多いというお話でした♪
お読み頂き、誠にありがとうございました!
※ 「日本じゃわざわざ店名に『汚い』なんて付けないよね!」、否、
「成人お祝い 猫」はこたつぶとんさんの作品です。