「君の肌には居たくない」?!?!
とあるワンコと
ワンコを棲家(とエサ)にするノミの会話です。w
犬: 「明日また予防注射しなけりゃならないんだって…」
ノミ:「あちゃーっ!そりゃあ、eu não queria estar na sua pele」
犬: 「だったら、そこからどけよ!」
そう、この
「Eu não queria estar na sua pele」
【エウ・ナゥン・ケリーア・エスタール・ナ・スア・ペーリ】
という表現を直訳すると、
記事のタイトルにある
「君の肌には居たくない」
となるのですが…、
この表現が本来意味するところは、
「君の立場には身を置きたくない」、
つまり
「君のような目には遭いたくない」
といったことなので、
漫画では、
その発言が嫌味に聞こえたワンコさん、
ノミが使った表現を逆手に取って、
揚げ足を取ったというわけです!👍
🐶🐶🐶
日本語では
「身に染みる」だとか、
「身を以て」どうのこうのだとか、
何かと「身」が取り沙汰(笑)されますが、
ポルトガル語では
ちょうどそれと同じ感覚で
「pele【ペーリ】」(=「肌」)が出てくるのです。
事実、「わが身」は
「minha pele」
伯葡語:【ミニャ・ペーリ】
欧州葡語:【ミニャ・ペール】
といいます。
ですから、
例えば「身を以て知る」にも
「sentir na pele」
伯葡語:【センチ―ル・ナ・ペーリ】
欧州葡語:【センティ―ル・ナ・ペール】
(直訳:「肌で感じる」)
という表現が使われることがあり、
ブラジルの環境保護活動推進者で政治家の
マリナ・シルバ が
子供の頃貧しさを引き合いに
演説をしているTikTok 動画は、
⇓
タイトルが
「Eu senti na pele o que é passar fome!」
【エウセンチ―・ナペーリ・ウキエパサール・フォーミ】
(=「私は食うに困るとはどんなことかを身を以て知った」)
となっています。
いや~…、
日本語が「身」という
どっしりとした重みを感じる単語を使うからか、
つい
「へっ、肌なの~?!薄っぺらくない?!」
「しかもお腹が減ったのを肌で感じるんかい?!」
とか
思ってしまわなくもないのですが、w
ポルトガル語が母国語か
それ同等の場合、
「Senti na pele que 云々」
という言い方で話をされると、
結構ゾワゾワと、
(ちゃんと毛穴が反応してw)
肌で感じるものがあったりもするものです。w
プル((,,´Θ`,,))プル
てなわけで、
とくにオチも何もありませんが、
今回もまた一つ
「漫画のついでに」ポルトガル語の表現を
ご紹介させて頂きました♪