ウアンボ市 Now and Then
アンゴラ共和国の中央高原に位置する
ウアンボ (Huambo) 州の州都ウアンボ (Huambo) 市
旧名ノーヴァ・リスボーア (Nova Lisboa) には、
植民地時代、市民の憩いの場所であった
「ルアカナ (Ruacaná) 映画館」と、
人気の衣料品店
「Nova York【ノーヴァ・イオルク】」(=ニューヨーク)
が入った雑居ビルからなる
人気スポットがありました。
映画館の1階部分は皆が集える軽食店になっています。
映画館では、
↓ 「マイ・フェア・レディ」や、
↓ 「パットン大戦車軍団」等々、
本国ポルトガルにいるのと孫色のない生活が送れます。
衣料品店もおしゃれなら、奥隣りのビルも随分しゃれていますね。
大きくて立派な町ですが、落ち着いた街並みで、
他のレジャーも充実しています。
お役所にはためくのも、もちろんポルトガルの国旗です。
↓ 1960年代後半~1970年代前半のウアンボ市
カーボベルデのセザリア・エヴォラの声に乗せて
ウアンボのポルトガル人の生活の様子 ↓ を
*****
独立戦争では被害を被らなかったこの町も、
内戦になると、市街戦に巻き込まれるようなこともありました。↓
※ 1992年の市街戦の様子です。苦手な方は観ないでね!
そして、あの Ruacaná/Nova York ビルは
こんな姿に…。 ↓
内戦が終わる頃には、町中こんな建物がいっぱいありました。↓
↓ 内戦終盤、1998年のウアンボ市 (無音動画)
※ 終戦前ですが、至って落ち着いている時期です。ただ、あちこちの建物に
弾痕が残っています。
こちら↓ は2015年にアップされた動画ですが、
戦争の名残がまだ目立つウアンボ市が映っています。
この ↑ 動画に映っている Ruacaná/Nova York ビルは、この姿…。↓
(※ この建物については復旧工事が行われたという話もあるのですが、
復旧後の写真と言うのは未だみつかりません。)
これらを経て、
かのラウンダバウトから始まるこちら↓ の動画の
ウアンボに至ります。
最初の1分間を掛けて大きなラウンダバウトを一周していますが、
この ↓ 1971年の写真の場所が
上の動画のこちら ↓ ですね♪
歴史を思うと悲し過ぎますが、
どんどん道も良くなっているようですし、
間違いなく復興は進んでいるようなので、
まずは良かった、良かったといったところでしょうか。
本日もお読み頂き、誠にありがとうございました。
※ 「ちょいとアフリカに行ってきましてん」、否、
「カメラマン ネコ」はこたつぶとんさんの作品です。
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