【2つのポルトガル語】-eria と -aria
ブラジルのポルトガル語(伯葡語)では語尾が
「-eria【-エリーア】」なのに対して、
ブラジル以外のポルトガル語圏のポルトガル語(欧州葡語)では
「-aria【-アリーア】」になるというものが
一定数存在します。
一定数などという曖昧な表現をするのは、
「あるっちゃあるけど、そんなにあるわけでもない」
ということを表現したいからなのですが…、w
今までの「2つのポルトガル語」シリーズでは
「なんでそうなるの?」と言いたくなるような
法則も何もないものばかりを紹介してきたので、
今日は
「法則」とまでは言えないものの、
ある程度推測ができる
「-eria」と「-aria」について紹介します。
この他にも
伯葡語:「loteria【ロテリーア】」
欧州葡語:「lotaria【ロタリーア】」
(=宝くじ)、
伯葡語:「carroceria【カホセリーア】」
欧州葡語:「carroçaria【カロサリーア】」
(=車体)
といった例がある一方、
それ以外は、
「danceteria【ダンセテリーア】」(=ダンスホール)
「livraria【リヴラリーア】」(=本屋)
「papelaria【パペラリーア】」(=文房具店)
「perfumaria【ペルフマリーア】」(=香水類、香水工場、香水屋)
「porcaria【ポルカリーア】」(=安物、ジャンク品)
「portaria【ポルタリーア】」(=門番小屋、条例)
等々、
むしろ語尾が両葡語間で一致するケースの方が多いので、
残念ながら
ルールとして覚える価値があるものではありませんが、
珍しく統一性があるケースという意味で
ご紹介させて頂くことにしました。
本日もお読み頂き、誠にありがとうございました。
※ 「友達 猫」はこたつぶとんさんの作品です。