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ポルトガル語を学びにブラジルに行った筈なのにイタリア語を習ってきた人がいたっていう話


長ったらしいタイトルにて失礼致します。

でも本当にあった話なんです。

今から四半世紀ほど前、
ある飲み会で友人に連れられやってきたその女性は、
ブラジル帰りのイタリア語スピーカーで、

聞いてみれば

「ポルトガル語がしゃべれるようになりたくて
ブラジルに行こうと思って調べていたら、
南部の方が治安がいいと判明したので
ポルト・アレグレに行くことにしたの」

とのこと。

ポルト・アレグレと言えば、
ブラジルの最南端の
リオ・グランデ・ド・スール州の州都です。

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リオ・グランデ・ド・スール州といえば、
総人口(およそ1千100万人)の
3割程度がイタリア系であるとされており、

その他にもポルトガル系、ドイツ系、スペイン系、レバノン系、
フランス系、ポーランド系などの人口と併せると、
人口の8割強が白人という、

北隣のサンタカタリーナ州同様、
金髪・青い眼のブラジル人が多く住んでいる州であり、

名産品は、なんといってもワインです。

そして、その州都ポルトアレグレは
美しい大都会です。

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そんなポルト・アレグレに降り立った彼女は
さっそく外国人のための
ポルトガル語講座を捜しました。

ところが…、

「語学学校はいっぱいあるんだけれど、
外国人向けポルトガル語講座をやっているところが全然なくて、
同じ感覚でやっているイタリア語講座ならあるっていうの。
で、ま、いいかってことで
イタリア語を習うことにしたの」

ですと…。

おい、そんなもんかい?!🤣🤣🤣


こうして1年程度の滞在で
めきめきとイタリア語が上達した彼女は

次には勿論イタリア旅行にも行き、
今や(当時のことですが)
素敵なイタリア人男性を見つけるべく
婚活中ということでした。

いやぁ、世の中には面白い人がいるものですね~…♪

🤣🤣🤣🤣🤣

ちなみに、その後聞いた話では

その彼女は
目出度く(?)、ごくごく普通の
日本人のサラリーマンと結婚したそうな!

🤣🤣🤣🤣🤣


ちなみにリオ・グランデ・ド・スールのイタリア系人口は
およそ300万人ですが、
その300万人とは、ブラジル全体のイタリア系人口の
27%程度だそうです。

「どんだけいるんだ、イタリア系!」
って感じですね…。

私が大学で選択科目にイタリア語をとった際、
全く歯が立たなかったのも、改めて頷けます。

本日もお読み頂き、誠にありがとうございました!


2021-07-15 (6) - コピー

※ 上記はこたつぶとんさんの作品「こちらです ネコ」と
「にゃんでだよ ねこ」を加工させて頂いたものです。


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