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ポルトガル語圏の犬

トップ画像:Sven LachmannによるPixabayからの画像


あるフォロワーさんへのコメントで少し話したことがあり、
記事にもしよう、しようと思いつつ、後回しになっていた話です。

ポルトガル語圏へ行くと、

「ああ、犬も紛れもなくポルトガル語圏人、否、
ポルトガル語圏犬だなぁ~」

 ↑
    けんけん?! >笑

と思うことが多々あります。

猫のように窓辺でくつろぐ犬も、
ブラジルの、何故か高い塀の上から人間観察している犬も、
アフリカポルトガル語圏のボサ~っとした野良犬達も、

なんていうんでしょう、

やっぱり「無頓着」という言葉がピッタリで…、

わたくし的に言うと、

「変に猫可愛がりもされていなければ、
邪険にもされていないから、
人間とは単なるご近所さんだと思って育っていて、
そのせいで
どこか猫みたいにそっけないというか、
どこか無頓着になっちゃった犬」
…。>笑


説明になっていないか。>笑!

*****

でも、マジそうなんです。

例えば、カーボベルデでは、
「飼われている」というほどでもないけれど、
エサに困るような生活をしているわけでもない

「semi-野良犬」

とでもいうのがちょうどよさそうな犬を
よく見掛けるのですが…、

例えば調査で、ある村へ行ったとします。

見たことのない車が、見たことのない人、
しかも見たこともない人種の一行を乗せて
自分の住む村に突然やってきた
というにのに、

犬ともあろうものが、

明らかに

「あらま、こんにちは、見掛けない方々ですね~」

といった顔で、
村人と話している我々には、
さして関心もなさそうに通り過ぎていく

とか、

帰り際、
車の窓から見ていると、
家の前のたたきなどで、
のほほんとした顔をして

「おや、どなたかお通りになりますねぇ~」

と眺めているのが、人だったり、犬だったり、ヤギだったり >爆!

とか…。

とにもかくにも
犬の反応の仕方が
(厳密に言うと反応のしなさ加減が)
我々の「犬」の概念を
ドッシャンガラガラと崩していくんですね、これが…。>笑

で、それに慣れてしまうと、

車の中から通りすがりの家の前に動物を見掛ける度に、

「今のは犬だったかな?ヤギだったかな?」

と、当たり前のように思うクセが付いてしまいますし、>笑

そうなってくると、
町中で犬に遭っても、

相手が(犬が)

「こんにちは~。いいお天気ですね~」

と言うので(と言っているように見えるので)、

こっちも、ついつい

「どうも~、お邪魔してます~。お暑いですね~♪」

とか答えてしまいます。>笑
(声には出しませんが、私は心の中でそんな会話をしています。
あっ、たまにマジでしゃべってもいますが…。💦)

*****

そういえば、
モザンビークにもいたなぁ~…。

昔から美味しくて有名で、いつも混んでいる海辺のレストラン。
ここでちゃんと飼われている犬だったんんですが、

わんさわんさと人が出たり入ったりする
レストランのエントランスの階段に、
階段幅に体を伸ばして昼寝する大きなワンコ。

「ねえ、君、どいてくれない?
でないと、またいで通っちゃうよ」

と、この時はちゃんと声に出して頼んでみたのですが、

「ボクはここがいいの。
眠いしさ。勝手にしてよ」

と、

半目を開いて言う
(間違いなくそう言ってました!>笑)
ので、

またいで階段を上り切ったところで
振り返ってみると、
案の定
ワンコは何事もなかったように
気持ちよさそうに寝ていました♪

*****

そんなこんなで

犬、とりわけ
(いる場合は) 野良犬を見ると、
その国の人々の人柄を垣間見ることができると思っています。

「キャー、ワンちゃんだわ~!」
「可愛い~!なでなでさせて!
[おすわり!」
「お手!」
「キャー、上手、上手!」

と、

「必死に」関わってくる人だらけであれば、
「必死に」それに応えたり、
媚びたり、甘えたりと、

「忙しい犬」になりますが、

「おおっ、お前もここにいたんだ。」
「あ、これ食べる?じゃ、ほれ、お食べ」
「じゃあ、俺はもう行くわ」

てな待遇の人ばかりに囲まれて生活していれば、
同じように、
「あれま、こんにちは」
「じゃあ、またね」
的な
ワンコになるというものです。

で、
私的には、
そうやって、初対面でも
気軽に声を掛けることもできるし、
声を掛けるでもなく、
なーんとなくいるだけでもいられる、
そんな
ポルトガル語圏の犬達が大好きです、

なんだか「平和だなぁ~」と感じられるので。

*****

ちなみに、ポルトガル語圏の犬とは逆に、
フランス語圏アフリカの野良犬は、
怯えているイメージが強くて、
人々の野良犬の扱いが気になるところです…。





本日もお読み頂き、誠にありがとうございました!

遊ぶ2匹 犬とネコ

※ 「遊ぶ2匹 犬とネコ」はこたつぶとんさんの作品です。






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