ピロリ菌検査からのシーパップ
旦那の睡眠時無呼吸
新婚時代から気づいていた
うちの旦那は新婚当時から明らかに睡眠時無呼吸症候群でした。私は親切心から,イビキすごくてうるさいこと,グガーグガゴと怪獣のようであること,ガッと息が止まっていることなどを言ってあげました。また,文明の利器を使ってイビキを撮影し動画で見せたりもしたのですが,旦那は私が大げさに言っていると馬鹿にして,何年もそのままになっていました。
別室で寝るようになる
何年かは我慢して一緒の部屋で寝ていました。しかし,出産退院をしたあと,私は赤ちゃんの世話をしているのに隣でイビキをかいて寝ているだけの旦那に嫌気がさして,それ以降は別室で寝ています。
旦那のコッテリ下痢体質
帰り道はだいたい下痢
コッテリしたごちそうを食べ終わると10分くらいで下痢を起こす人でした。ラーメン,ステーキ,串揚げ,チーズフォンデュなどおいしいもので発症します。子供が生まれてからは食べる機会は少なくなりましたが,二人暮らしの頃といえば,そういうおいしいものを食べにいくのが楽しみなのに,店の外に出て10分で漏らしそうになるのです。
コッテリ下痢による私への被害
駅から10分以上離れている店などでの食事は怖いと言って,行けるところが限られたり,漏らしそうな旦那に代わってトイレ探しをさせられたり,ゆっくり歩いて寄り道して帰りたくても走らされたり,食後すぐにトイレの話になって気持ち悪くなったりとか,私も大変迷惑をかけられていました。
コッテリ下痢の原因はピロリ菌?
そんな旦那が,ある日興奮しながら「ピロリ菌の検査をしたい」と申し出てきました。胃が痛いのかなと思って聞いてみたところ,ネットの記事にコッテリ下痢の原因がピロリ菌にあると書いてあったそうなのです。そして,ピロリ菌を殺菌することで,コッテリしたものを食べても下痢をしなくなる体質になるらしいのです。
ピロリ菌検査でバレた睡眠時無呼吸
いよいよピロリ菌検査
旦那のコッテリ下痢によって私も被害を受けていたので,メリットがある検査だと感じました。というわけで,旦那はピロリ菌の検査をすることになりました。
偶然近所にピロリ菌内科の病院があったのでラッキーでした。大病を患ったことがない旦那は,予約から大騒ぎで,前日は胃をからっぽにするために大騒ぎしていました。
顔面蒼白で検査から帰ってくる
何時間かして旦那が検査から帰ってきたのですが,青ざめた顔をしてきました。ガンでも見つかってしまったのかと心配していたら,こう言ってきました。「俺,病気らしい…睡眠時無呼吸症候群だって」私が何年も前に指摘したことなのですが。
麻酔で睡眠時無呼吸がバレる
麻酔をして胃カメラ検査が終わったあと,別室で寝かせられていたら,そこで超絶大イビキをかき,息も止まったらしいです。その場にいた看護師が医師を呼びにいき,その場で睡眠時無呼吸症候群の診断が下りたそうです。その状況を想像したらクスっと笑えました。
ピロリ菌検査の結果
ピロリ菌は存在した
旦那の胃にピロリ菌はいました。それで1週間服薬治療をして,また胃カメラして,ピロリ菌がなくなったのを確認するといった感じ進みます。殺菌できていなかったら,また1週間服薬治療らしいのですが,旦那は1週間の服薬治療で殺菌完了しました。
治療後のコッテリ下痢
さて,問題のコッテリ下痢ですが,下痢の頻度は下がったようです。以前が100%だったとしたら,30%くらいまで下痢率は下がったようです。もし,コッテリ下痢の症状がある人は,ピロリ菌検査&殺菌をおすすめします。そこで睡眠時無呼吸も診断される可能性もあるので,一石二鳥ですね。
睡眠時無呼吸の治療に向けて
入院不要!検査の機械を借りる
麻酔したときの短時間だけでは,睡眠時無呼吸の深刻度がわからないようなので,一晩でどのくらい呼吸が止まっているかを検査することになりました。入院するのかなと思ったら,機械を借りて家で計測できるとのことです。
その結果,1時間で最大47回,最長で2分間息が止まっているというデータが取れました。深刻度は重症とのことです。
治療器具を借りる
睡眠時無呼吸の重症患者なので,睡眠時の呼吸をサポートする機械を借りて使ってみてはどうかと医師からの提案がありました。レンタル代は月3000~4000円くらいらしいです。電気代は知りません。
しかし,その機械の名称が「シーパップ」というものらしいです。その名称を聞いた瞬間,頭の中からスキャットマンジョンが離れなくなってしまいました。シーパップッダパッボッ…。
睡眠時無呼吸の旦那様にお困りの奥様へ
旦那が私からの忠告を何年も無視したせいで,病院で睡眠時無呼吸を起こすといった恥ずかしい経験をした旦那の話でした。
健康を気にして(あるいはイビキに耐えられなくて)旦那さんに睡眠時無呼吸を指摘している奥様は少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。我が家のように医者から指摘してもらわないと危機感を感じてもらえないかもしれません。一度ピロリ菌の検査を受けさせてみてはいかがでしょうか。
なお,40歳以上の方が健診でおこなうバリウム検査を胃カメラ検査に置き換えることも可能らしいので,それでも同じように麻酔をするので「胃カメラのほうが楽かもしれないよ」などとささやいてみてはいかがでしょうか。
家計は火の車です。