連載小説 PET CITY1

時は20xx年。時代は2020年代と大きく変わらずにいた。
唯一変わったことはSな女性が人間ペットを飼育できる法律である。
届けを出し、証明書発行さえすれば、いつでも全裸の人間ペットを街中に連れ出すことができる。しかし、ルールは3つ。
1.首輪の着用と飼い主がリードを所有することである。
2.去勢手術または貞操帯の着用
3.人間ペットは人間であった時の身分を捨てる。

puppy航空は人間ペット飼育の法律と共に設立された民間のエアラインであり、人間ペットも同乗できる数少ない飛行機です。今では飼い主様から人気の評判をいただいています。

俺は空、サラリーマン時代のストレスで思わず電車でS女様が足を組んでいる姿を見て写真を撮ってしまった。カメラ無音だったし、スクリーンにも特殊な保護フィルムを付けていた。なぜバレたかはわからない。
後悔しているかと言われたら、後悔していない。
裁判の代わり、ご主人様であるりの様の奴隷になった。
そして、Mな夢である一生飼育されるを叶った。
人間ペットを飼うのはお金がかかること。
りの様に気に入られなければオークションをかけられるのはまだまし。
俺が路頭に捨てられ、貞操帯の鍵はトイレに流されるかもしれない。

なんだかんだで今日は初めて、りの様との遠出である。
飛行機であるリゾート島へ行くみたい。
詳しいことはわからないが、俺たち愛玩ペットのイベントがあるらしい。

しかし、空港にこの格好で来るのはまだ恥ずかしい
人生5回目の飛行機がこのような身分で乗るとは?

りの様:「チェックインをお願いします。」

グランドスタッフ: 「こんにちは。予約番号またはQRコードをお見せいただけますでしょうか?"」

グランドスタッフ: 「はい、桜井りの様、お手続きが完了しました。お連れの愛玩動物の管理番号を教えてください。」

りの様:「1124565432111。」

グランドスタッフ: 「はい、確認できました。行きは愛玩動物はお預けで、帰りはご一緒のお座席でお間違いないでしょうか?」

まって、お預け?荷物と一緒に預けられるの?檻に入れられるの?俺回転台でぐるぐる流され、りの様がリードを繋げられるのを待つのかな?帰り同じ席はまたどういうこと?

↑空の妄想↑

グランドスタッフ: 「こちらが搭乗券です。搭乗口は8番ゲートで、16時に搭乗が開始されます。手荷物の重量制限は1人あたり2個で1個あたり23キログラムまでです。また、おもちゃやお道具をお持ちであると思いますので、弊社専用の保安検査場Dをお通りください。愛玩動物は保安検査場を通る前に弊社の専用カウンターにてお預けをお願いします。」




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