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どれを観る?「007」シリーズ

わたしのイチオシはなんたって、ダニエル・クレイグ版「カジノ・ロワイヤル(2006)」。

ダニエル・クレイグが6代目ボンドとしてはじめてスクリーンデビューした傑作中の傑作であり、マッツ・ミケルセンがその妖しい魅力で世界を跪かせたタイトル。

わたしはカジュアルな007ファンなので、たいしたことは言えないのですが、ショーン・コネリー版、ピアース・ブロスナン版が好きでした。

エレガントでプレイボーイで、おしゃべりも上手くて、腕が立つスパイ。

もともとボンドはコミュ強のうえに黒髪というイメージがありました。

なのに、金髪碧眼のダニエル・クレイグが起用されたわけですから、当時は大ブーイングだったそうです。わたしもほんのり覚えてます。

しかし、「カジノ・ロワイヤル」を観た誰もが、圧倒的な強さとかっこよさと優れたアクションを誇るダニエル・クレイグ版ボンドに「ま、参りました……!」とひれ伏したのです笑
オーダーメイドのブラックスーツで敵をボコボコにする場面は爽快すぎ🤣

いままでにない、誰ともかぶらないボンドを作り上げたのが成功の秘訣だったのかなと。

ダニエル・クレイグのボンドはスマートではなく、かなり粗野。ガンアクションより、肉弾戦のほうが多かった気がします。
いやもう、銃撃戦もかっこいいのですが!

殺しにも慣れてないスパイが修羅場を経るたびにきわどさを増し、さらには不器用ながらも女性を愛します。


特筆すべきは、「M」というコードネームがついたボンドの上司を、名優ジュディ・デンチが演じているところ!

老齢ながら非常におしゃれで頭の切れる上司として、ボンドをこき使い、少しずつ信頼関係を築いていく様が素敵です。

「カジノ・ロワイヤル」ではデコルテを大胆に見せたファッションがいい。
お年を召されると喉元を隠す女性が多いかと思うのですが、ジュディ・デンチはわりとどの作品でも首から胸をすっきり見せるスタイリングで、個人的にたーーーいすき。


本作は、ラストまで一気にいけます。
マッツ・ミケルセンの拷問シーンは必見です。

鮮やかな最後には唸るばかり……!
こんなスパイなら腕をへし折られてもいいわと思う。

ダニエル・クレイグはすでにボンドを引退し、次の作品にトライしています。
ロエベのモデルとして登場した際、長く伸ばした髪やカジュアルなファッションで皆を驚かせ、「ボンド時代はかっこよかったのに😭」なんて声を聞くほど。

皆、ダニエル・クレイグがボンド就任したときは「007らしくなーい!」て怒ってたのに笑
文句なしの肉体美と演技力で観客を黙らせたダニエル・クレイグも、この意見はきっと面白がっていたでしょうね。

「カジノ・ロワイヤル」からはじまるダニエル・クレイグ伝説、その作品のほとんどはアマプラにあります。あらためて堪能しようと思います😊

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