16歳、grade7で退学したソパ@NGOCBB
みなさん、こんにちは。カンボジアの国際協力NGO CBBでインターンをしております。北海道教育大学の松田です。
CBBの現地マネージャー、スレイリャからの紹介でCBBにやってきた【ソパ】
スレイリャから「住み込みスタッフとしてCBBに来たい男の子がいる」という文と電話番号を貰い、教えてもらった電話番号に電話をかけて家を訪ねました。
家はよくある一般家庭と同じ大きさで、家には鶏や豚などの家畜がいたので、
正直最初の印象としては、あまり貧困層だとは感じず、
「本人は勉強が嫌で学校を辞めたけれど、親が復学させたいから住み込みとして CBBに来たいのかな?」と思っていました。
ですが、色々と話していくと、「エクストラクラスのお金を払うことができなくなったため」に学校を退学したことが分かりました。
エクストラクラスとは、日本でいう補講のようなものなのですが、受けるためにはお金を払わなければなりません。
また、日本と違って勉強ができない、苦手な子が受けるものではなく、全員受けます。
その時間に授業の内容を進めたり、テストのポイント、出るところなどを解説するため、エクストラクラスを受けないと授業の内容が分からなくなってしまいます。
ソパは、そのエクストラクラスを受けるためのお金が家になく、授業の内容が分からなくなってしまい、退学したそうです。
ソパがCBBに初めて来た日。
彼を連れてきたお父さんがずっと一緒に付き添っており
「過保護なのかな」と思っていた記憶があります。
話しかけても笑うだけで、ずっとハンモックで寝ていたソパ。
「この子大丈夫かな、一緒に生活していけるかな」と本当に心配しました。
そんな彼も徐々に慣れていき、今では冗談も言ってくれるようになりました。
また、彼は今いる住み込みの子どもたちの中で、一番身体能力が高いです。
走るのが速く、ブリッジなどもすいすいやっています。
綺麗好きなのか、気づいたらいつもほうきで周りを掃いてくれているソパ。
いつもニコニコ笑って、私達も笑顔にしてくれるソパ。
そんな彼の未来が、学校に復学することで少しでも明るくなったら、
将来の選択肢が広がったら、
私たちが今行っている「住み込みプロジェクト」も価値を見出せるようになると思います。
【みなさんへのお願い】
来週の9月2日より、住み込みプロジェクトかかるに費用を集めるべくクラウドファンディングに挑戦します。
1人でも多くの方にこの支援を知っていただき、みなさんのできる形での支援のご協力をお願いします。
お金を入れることだけが支援ではなく、
TwitterやFacebookなどのSNSでこの活動をシェアする、
友達や職場の人にこの活動の話をする
こういったことも1つの支援の形だと思っています。
私たちと一緒に支援をしていただけますよう、ご協力をお願い致します!