プチュンバンでカンボジア文化を感じる。
みなさん、こんにちは。カンボジアの国際協力NGO CBBにてインターンをしております。松田です。
今日のノートでは、カンボジアのプチュンバンについて書いていこうと思います。
今現在、カンボジアはプチュンバンです。
プチュンバンは日本でいうところのお盆に当たります。
正確にいうと、今は「ボン」で、最終日の28日が「プチュンバン」なのだそうですが、カンボジア人もみんなプチュンバンと言っているのでプチュンバンです。
毎朝4時起き
プチュンバンの期間は9月14日、土曜日から始まりました。
この期間中は毎朝4時に起きてお寺に行きます。
お経唱えてごはんをお供えするという儀式があるためです。
カンボジアには多くのお寺があり、仏教が身近にあります。
お寺にお参りに行く際は、上が白い服、下は黒いパンツ(スカート)を着ていきます。
理由は分かりませんが、そういうスタイルが一般的です。
お寺に着いたら、まず三本の線香をお供えします。
この線香は、お寺に着いてから火をつけるのではなく、家で火をつけて持っていきます。
私は歩いて5分未満のところにお寺があるので、線香の火は消えないのですが、家が遠い人などは、お寺に着いた際に既に火が消えている人もいます。
火が消えていても良いそうなので、家から火をつけて持っていくということが大切なようです。
その後、お坊さんと一緒にお経を唱えます。
お経を唱え終わった後は、500リエルとごはんをお供えします。
ごはんをお供えする際は、男女で列が分かれているので、それぞれの列に並んでお供えします。
その後、お寺の外に出て、お寺の周りを裸足で三周します。
三周するのですが、これが結構大変です。足が痛くなります。
ですが、三周しなくても大丈夫で、好きなタイミングでやめて良いという話を聞いたので、私は1周半くらいで辞めています。
これで、儀式は終わり。
カンボジアでは、3という数字が縁起の良い数字なのか、仏教に関するものは全て3回と決まっているように思います。
線香の数、お辞儀の数、お寺を回る数、、、。全て3回です。
私は眠くて毎日お寺に行けていないのですが
プチュンバンが終わるまでに、あと最低1回は頑張って4時に起きてお参りに行こうと思います。
夜はお祭り騒ぎ
夕方になるとお寺が賑わい始めます。
日本のお祭りのようなものが、お寺で行われています。
日本でいう射的のようなもの。これは、ダーツで風船を割り、割れたら景品がもらえます。
全然踊っているように見えませんが、これは踊っている様子です。
スピーカで大音量で音楽を流し、その音楽に合わせて体を動かします。
踊るというよりかは、ビートを刻むという表現の方が合っていると思います。
他にも、トランポリンや出店など楽しいものがたくさんあります。
カンボジア人は、プチュンバンの期間中は基本的に毎日夜お寺に行って遊ぶそうです。
夜遅くまで遊んで、朝4時から活動する。
これを15日間程続けるカンボジア人はとても体力があるなと思います。
日本人の、寝ることが大好きな私には難しくて真似できません。
今日も先程、夜部屋で休んでいるとおじいちゃんがやってきて、
「どこにも行かないのかい?踊ってきな!」
と声をかけに来てくれました。
プチュンバン期間中に部屋に籠っているのが珍しいようです。
毎日元気に朝から夜まで楽しんでいるカンボジア人。
帰国前に、またおもしろい文化を経験できて幸せです!!