わたしなく。と言われた。
みなさん、こんにちは。カンボジアの国際協力NGOCBBにてインターンをしております。北海道教育大学の松田です。
CBBは、昨日からプチュンバンというカンボジアのお盆期間のために9月30日までの長期休暇に入りました。
そんな長期休暇に入った今日のお休みは、インターン生、現地スタッフと一緒に住み込みスタッフ、ダエンの家に遊びに行きました。
いつもバイクで40分くらいかけて行っているダエンの家に、今日は自転車で向かいました。
出発前、みんなでおにぎりを作って、ピクニック気分でダエンの家を目指し、いざ出発。
一緒に行ったインターン生が、
「いつも行く道とは違う道で行くと早く着く」
という情報をGoogleマップでゲットし、そのルートで行きました。
暑い日差しの中自転車を漕ぐのは大変でしたが、ゆっくり漕いだのと、田んぼの景色、緑の中を進んでいったのでとても気持ちよかったです。
途中、木陰でおにぎりを食べるために小休憩。
日本を出るときに食べたいくらおにぎり以来、5ヶ月ぶりのおにぎりでした。
おにぎりってこんなに美味しかったっけ?
と思うほど、とても美味しかったです。
休憩を挟んで辿り着いたダエンのお家。
プチュンバンのためか、普段働いているお兄さんお姉さんが家にいました。
ダエンの家族は、とっても優しくて素敵な人たちです。
いつ行っても温かくて、居心地の良いお家。
そんな家庭で育っているから、ダエンはとても素敵な子なんだな〜と思います。
家族の前で日本語を話すのが恥ずかしいのかモジモジするダエンを見て、可愛いなと思いつつ、日本語で会話をしました。
その後、ずっと言われていた
「山に遊びに行く」という約束を果たすために山へ行きました。
カンボジアに来てから見た景色の中で1番と言っても良いくらい、山から見える景色はとても綺麗でした。
その後、お寺ともう1つの山へ行き、力尽きたところでダエンの家へ帰宅。
ダエンの家へ向かう道の中で、
初めてダエンに会った日のことを思い出しました。
バイクを止めて、歩いて山を越えて訪れた家で出会ったダエン。
住み込みの話をしてもお父さん、お母さんが話すばかりでダエンは全然会話に参加しませんでした。
途中、水浴びをして戻ってくると、少しスッキリしたのか笑顔を見せてくれたのを覚えています。
横を歩くダエンに、
「ダエンに初めて会ったとき、ここの道を通ったんだよ」
と話をすると、
「その時さやと全然話さなかった」
と言われて、ダエンも初めて会った日のことを覚えてるんだなあと思いました。
そのあと、
「さや、10月2日、日本に帰る。私、泣く。」
と言われてなんとも言えない気持ちになりました。
住み込みスタッフの彼らと一緒に生活ができるのもあと少しだと思うと、とてつもなく悲しいです。
できるのであれば、ずっと近くで彼らのことを見守っていたいし、何かあったときにすぐに助けることができる距離にいたい。
ですが、私はインターン生で、大学を休学しています。
日本に帰ってからやらなければならないことがたくさんあります。
まずは、自分がやらなければならないことをしっかりやってから、またいつでも彼らに会いに来れば良い。
今は、スマホがあれば何処へでも繋がることができる時代です。
彼らの成長を近くで見ることができないのはとても寂しいけれど、少し遠くから見守っていくのもまた素敵なことなのではないでしょうか。
まだ少し、一緒に居られる時間を大切にして
彼らと共に過ごしていこうと思います。
お願い
現在、私たちは家庭の事情で学校を退学せざるを得なかった子どもたちに対して復学支援「住み込みプロジェクト」を行っています。
ほんの気持ちだけでも、ご寄付をいただけたらとても有り難いです。
ですがお金を入れることが難しい場合もあると思います。
0円からできる支援、TwitterやFacebookでこの活動をシェアすること。
周りにいる人に話すこと。
みなさまのできる形でのご支援、ご協力をしていただけますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
みなさんの力が無ければ、このプロジェクト、復学支援はできません。
最後まで全力で頑張っていきますので、少しだけでもいいのでどうかお力添えをよろしくお願いいたします。
https://readyfor.jp/projects/NGOCBB