
イベントなのか、公演なのかどちらを目指すかはっきりさせた方がいい
公演を企画すると、必ず直面する問題があります。何を作りたいの?誰に届けたいの?それによってどんな波及効果があるの?
みんなが楽しむ場を提供する、にしてもみんなって誰なのか。どういう意味の楽しみなのか。答えを自分なりに持っていないと人を巻き込む力が生まれないんです。
自分がやりたいことをきちんと決めると腰が座ってみんなを納得して引っ張っていくことが出来ます。
「イベントにしたらいいよ。食べ物出してお客さん参加がたにして。賑やかに様々なアーティストが芸を披露して楽しませるの。」
「参加費取ればいいんだよ。チケットノルマも上乗せして。下手でも知り合いや家族が見に来てくれるし。」
「クラシックマニアやジャズマニアに焦点を当てて、彼らの好きなマニアックな曲で構成したらいい。」
「もっとストーリー仕立てのわかりやすい大人から子供まで筋がわかる演劇的なものを踊りで表現したら?」
「企業からの協賛金でほぼまかなってチケットはばら撒けばいい。」
いろんな考えを教えてもらいました。
何をやりたいのか、を自問自答してはっきりさせること。そしてその会が終わるまでは絶対にブレない。妥協しないこと。
まぁこのくらいなら、相手に譲ろう、と思った途端にコンセプトは崩壊して、心から協力してくれていた人たちは離れていきます。
ほんとうにこれから先も付き合っていきたい人を手放すようなことにならないよう、フラフラしないで、しっかりと立ってください。
誠実に、真摯に、孤立無援でも、情熱を自家発電しながら、生きていく覚悟が必要です。
わたしはあくまでも作品として作っていこうと思います。具体ではなく抽象でシンプルな感情を呼び覚ますもの。それが純粋に好きだからです。
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