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[続.洋服物語] 「伝える」とはなにか?初となる県内でのポップアップイベントを終えて。
中学3年生の頃に同級生の影響で洋服の魅力に取り憑かれ、今に至る(41歳)までに体験した『洋服』をはじめとした『モノ』にまつわるアレコレ。
自分の価値観を形成するうえでターニングポイントとなった『私と"モノ" との記憶』いわばモノにまつわる物語を書き綴る日記。
これは、
『おすすめアイテムの紹介』ではない。
『私物紹介』でもない。
読んだあなたが、少しでも洋服を好きになるきっかけ、自分の使う道具を愛らしく感じてもらえるようになれば嬉しい。
:Episode.27
「出会う展 vol.1」
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今回はいつもとは少し趣向を変えて昨日まで開催していたイベントのレポート記事を書こうと思う。Carresのお二人にお誘いいただき「ひとまずやってみよう」ということで行った県内で初となるポップアップイベント。
このnoteでも連日ご紹介していたオリジナルブランドの新作ベレーの受注日もイベントに合わせてスタートさせたのだがありがたいことに県内外、限定40個のうちすでに半数以上のオーダーいただいている。
結果として、初のイベントとしては成功と言えるだろう。
今後は年に2回、春と冬に開催することが決まった。
:イベント前日
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店で働き始めて3ヶ月の新人スタッフ2人。彼らからすれば店に私がいない状態となる。多少なりともプレッシャーはあるだろうということで、近くの居酒屋でイベント5日間での目標などを共有しつつ「何かあればすぐに店に戻ってこれる場所なんだからわからないことは自分で対処しなくてもいい」ということを伝えた。
:イベントスタート
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あいにく写真が少なく、あまり紹介できないのが残念だが、5日間に渡り沢山のご来場があり、結果的には非常に実りの多いイベントとなった。嬉しかったのはスタッフのご家族までいらしてくれたこと。それに関しては私も想像しておらず、すごく温かな気持ちにさせられた。
イベントを終えて:
初めての試みということもあり、結果はやってみないとわからなかったことだったがこのイベントを終えて今一番感じるのは、10年やってきても、まだまだ自分の店を知らない人の方が圧倒的に多いということ。それを改めて痛感させられた。
店からほんの数キロ離れた場所で開催していたが、来場してくれる半数のお客様たちは私の店の存在を知らない人だった。
地方で10年、いや今後、20年、30年と店を続けていたとしてもこちらから自分の存在を自ら動いてアピールしない限り、さほど興味がない人からすれば、いくら毎日SNSで情報を流し続けてもスルーされて記憶にも残らない。
そういった意味で「県内では充分に伝わっている」と慢心していた自分が恥ずかしくなった。
数日前につぶやきでも書いたが「伝える」というのは相手にしっかりと届いたことをこちらも確認して初めて成立する。一般的に幅の狭い商材を扱っているのであればなおさら、いつまで経っても外に出て自分の言葉で1人ずつ丁寧に伝えていくことこそ大切なブランディング方法かもしれない。
県内の半数以上の人に認知されるのは流石に難しいかもしれない。ただ自分のことを全く知らない人がまだまだ大多数なのだからアピールする方法はいくらでもある。まるで原点に返った気分である。
私たちのような人間がよく陥りがちな、
「発信を続けている」
「良いモノを集めている」
「良いモノを作っている」
そんなことは至極、当たり前なのにそこで慢心したり頑固になり、基本的な「伝える」努力をできなくなってしまう。
考える前に動く。
それを強く教えられた今回のポップアップ。次回以降の課題も見えた。
次はさらに盛り上がるイベントに育てていきたい。そして、スタッフ2人が一生懸命にイベント期間中、店主不在の店を支えてくれた。彼らにとっても良い経験になったはず。
どれだけ小さな店でも1人ではできない。皆が全力で動くからこそそこに熱が発生し新しい力となる。これからもスタッフ一同、精一杯走っていこうと思う。
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Masahiro's note -EpisodeBlue-
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